終局直後
(終局直後の対局室。斎藤七段、中村王座の順で主催者のインタビューに答える)
斎藤七段の談話
――今日の一局を振り返って、いかがでしょうか?
斎藤 最初のほうは攻めが細くて、切れちゃうかなと思いながらだったんですけど、そこから粘り強く攻めて。一瞬よくなったような気がしたんですけど、ちょっと時間が切迫してしまって、最後のほうは負け筋に入ったのかなと思いながらだったんですけど。
――勝ちを意識された瞬間はどの辺りでしょう?
斎藤 ▲7三飛成(139手目)のところで、もしかしたらこちらが詰まなければ際どくなったかなというところで。でもその1、2手前は負け筋なのかなとは思っていたんですけれども、粘り強く指したのが最後につなげられたかなという感じです。
――先勝となりました。第2局に向けて抱負をお願いします。
斎藤 第2局以降は先後が決まっているので、より一層作戦を研究してまた頑張りたいと思います。
中村王座の談話
――今日の一局を振り返って、いかがでしょうか?
中村 ずっと攻められる感じになってしまって、ちょっと勝ちづらい気はしていたんですけど。終盤はチャンスがきたかと思ったんですけど、逃してしまった感じですね。
――第2局に向けて抱負をお願いします。
中村 気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
(睡蓮)