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2017年10月 3日 (火)

飯塚七段の見解

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――ここまでの戦いについて。

飯塚七段「50手目△8六歩から▲同歩△同飛と後手が動いていきましたが、先手も強く反発して、駒得の実利を得ました。やはり駒得は大きいので先手が指せると見ていましたが、78手目△3七角成で上部を開拓されてみると難しい。(2筋から飛車を追われたことで先手は)▲7一飛から▲2四桂という必殺の順がなくなり、後手玉は相当寄らなくなりました。後手は相変わらず駒損ですが、玉の安定度では後手が上です。難しい勝負だと思います。このふたりの対局はいつも大熱戦になります。本譜もすごい終盤戦が展開されるのではないでしょうか」

――持将棋の可能性について。

飯塚七段「現状は持将棋の可能性は高くないと思います。先手は8九飛、後手は6三金が最後の押さえとして残っていますから、どちらもそう簡単には入玉できません」

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(牛蒡)

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