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2014年10月23日 (木)

後手が決断の一手

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図は19時40分頃の局面。
△3八歩はと金作りを見せる自然な狙いですが、先手にもこの瞬間に▲5六歩(飛車取り)と動く手があるため、リスクが高く決断の一手と言えます。
検討の一例は▲5六歩△5四飛▲5五歩△同飛▲5六歩△5一飛に▲3五銀。最後の▲3五銀では▲3八飛と歩を払う手も無難で、それならほぼ互角と見られています。▲3五銀は、互角以上に良くしようという手で、それだけ先手が有望と見られているということです。

「夕休時点では後手が指しやすいように見えたのですが、現局面はもう難しい。むしろ先手が指せそうなぐらいです」(控室の戸辺六段・永瀬六段)

Img_764419時20分頃控室に来訪した戸辺誠六段。

(八雲)

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