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22時10分過ぎ、局面はいよいよ大詰めを迎えています。しかし、少し前の局面から検討陣がざわついています。先手が決めに出ていますが、後手にもワンチャンスあってもおかしくないようです。羽生王座は1分将棋に突入しており、豊島七段は残り2分。秒読みの中で、何が起きてもおかしくありません。図の▲9六香を指す羽生王座の手は、かすかに震えていました。豊島七段は中盤の頃と変わらぬ姿勢と手つきで指し続けています。
22時20分頃のモニター画面。羽生王座は袖をまくって着手した。(八雲)