水面下の経験
11時50分現在、89手目▲6八金寄の局面で豊島七段が考えています。
1手前の△6九銀までは実戦例がありましたが、▲6八金引が指されていました。
しかし大石六段は、以前に豊島七段との研究会でこの局面の経験があるそうです。
(以下、棋譜コメントからの引用)
ここでは△4三金(参考1図)が有力のようだ。
以下▲同成桂△同飛の進行も考えられるがスッキリさせた意味もあり、代えて▲6四金(参考2図)がどうかと示されている。
以下△同飛は▲4三成桂(参考3図)。
また△9三飛は▲4三成桂△同飛▲5三金打(参考4図)で先手が指せそうとのこと。
よって▲6四金には△3三金▲6三金△5九銀不成(参考5図)が考えられるところで、「これは急に後手が勝ちになりましたね」と福崎九段。
ただ△4三金に先手に選択権があり、その他にも手段があるやも知れず、先手が攻めきるか、後手が間隙をぬってカウンターを繰り出せるかの勝負になるようだ。
(以上、棋譜コメントより引用)
(大盤解説会に出演する久保利明九段が控室に到着した)
(前例から離れ、検討は熱を帯びている)
(千田四段らは別の継ぎ盤を出して検討を始めた)
(翔)