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△3四歩までの消費時間は▲羽生4時間5分、△豊島4時間37分。両者残り1時間を切っている。局面は佳境を迎えている。
(吟)
図は▲4八玉と羽生王座が玉を立った局面。△6七馬には▲3四角が桂にヒモをつけてピッタリだ。
「羽生さんが優勢だと思いますね。後手は大駒を切って寄せに行きましたが決まっていないように思います。決まっていなければ、粘りは利かないです」と飯塚七段。
(控室で検討中の飯塚七段)(吟)
(次の一手クイズの△8九馬を当てた方が多数いたため抽選が行われる。プレゼントの色紙や扇子を前に手が止まってしまう方も。すかさず「長考はダメですよ。いまは早指しでお願いしますね。渋滞しちゃうんで」と藤井九段。
(大盤解説会場は「茶寮宗園」の2階)(吟)
「赤の候補手は△8七歩だね、青が△8九馬、黄色が△1五同香だね。あとは『その他』だね。4択ですよ」と藤井九段。△1五同香▲同飛△3三桂という関西の検討が伝えられると「△3三桂いい手じゃない。それだよ」と藤井九段が話している中で△8九馬が指された。実戦は△8九馬に▲6八金△7九馬と進行した。
(馬をジリジリと寄せて羽生陣に襲い掛かる豊島七段)
(今度は矢倉六段と長谷川女流二段による解説)
(長谷川優貴女流二段)
(18時30分頃の大盤解説会)
(潤)
18時になり、大盤解説会がスタートしました。
(まずは師弟による解説)
(柔らかな語り口調で、得意とする横歩取りの将棋を解説する桐山九段)
(師匠に形勢をたずねられた矢倉六段は、「弟弟子持ち」の見解を示していた)
関西中継記者の潤です。本日は関西将棋会館4階多目的フロアで、本局の大盤解説会が18時から行われます。その模様を少しお伝えしようかと思います。まずは18時前の棋士室の模様から。
(棋士室で検討する鈴木大介八段、矢倉規広六段、阪口悟五段、宮本広志四段)
(稲葉陽七段と長谷川優貴女流二段は立ち見で検討を眺めている。長谷川女流二段は本日の解説会に出演する)
(同じく解説を務める桐山清澄九段と矢倉六段は師弟関係。王座に挑戦中の豊島七段も桐山九段門下である)
▲1五桂に豊島七段が37分使って昼食休憩になった。消費時間は▲羽生王座3時間19分、△豊島七段4時間11分。対局は19時に再開される。夕食の注文は両者ともおにぎりセット。羽生王座がホットレモンティー、豊島七段フレッシュオレンジジュース。対局は19時に再開される。
(両者とも注文したおにぎりセット。おにぎりは鮭・梅・昆布、さんまのみそ煮とフルーツもついている)
(ホットレモンティー)
(フレッシュオレンジジュース)
※夕食は「対局中特別メニュー」です。両対局者と同じメニューを注文し撮影しました。
(17時45分、外はすっかり暗くなり庭園もライトアップされた。)
(17時15分頃の控室モニター。手番は豊島七段だが、まるで羽生王座が手番のようだ)
(並んでモニターを見る飯塚七段と藤井九段)