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2014年7月

2014年7月30日 (水)

観戦ありがとうございました

ご観戦ありがとうございました。
第62期王座戦五番勝負第1局は9月4日(木)に大阪府大阪市「ウェスティンホテル大阪」で行われます。
羽生善治王座と豊島将之七段の過去の対戦成績は羽生3勝、豊島2勝とほぼ五分の成績です。挑戦者の豊島七段の戦いぶりが注目されます。
(銀杏)

20140729_kifu (本局の棋譜。丸山九段は96手目△7六歩から1分将棋だった。豊島七段は最後の詰みを慎重に読み、確認したことがうかがえる)

感想戦

20140729_tokutai11

20140729_toyoshima10 (感想戦でホッとした表情を見せる)

20140729_toyoshima11

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(丸山スマイルが見られたが、終盤の有力な変化に頭を抱える場面もあった)

20140729_tokutai12_2 (感想戦は0時過ぎに終了した)
(銀杏)

2014年7月29日 (火)

終局直前のドラマ

20140729_132図は132手目△7七飛成まで。先手玉を追い詰めた丸山九段でしたが、▲5二と△同玉▲4一銀で投了。以下は△4三玉▲5三金(参考図)△同玉▲5一竜△4三玉▲5二竜△3三玉▲4二角まで。▲4二角と打てるように攻めるのが急所で後手玉が詰んでいます。控室では「どこかで△3三玉とすれば」という意見が出ていました。丸山九段が果敢に踏み込んだのですが、自玉が頓死してしまいました。
(銀杏)



20140729_sanko3



20140729_monitor6_2(終局直前のモニターから。豊島七段は右の人差し指と中指でひざをたたきながら読みのリズムを取っていた)

終局直後

20140729_tokutai9 (終局後にインタビューが行われた)

20140729_toyoshima8 (激戦を制したのは豊島七段だった。2011年の王将戦以来2回目のタイトル戦登場となる。王座戦五番勝負は初登場だ。「最後▲5一とのところで、金を取る手と、金をかわす手があって、金をかわされたらよく分からなかった。五番勝負はしっかりした準備をして頑張りたい」と語った)

20140729_maruyama7 (敗れた丸山九段。「▲3四角(35手目)と出られたあたりで勝負しないといけなかったかもしれません。ちょっと苦しかった。最後の方は勝ちになったかと思ったが、最後は詰んでしまったので」)

五番勝負の日程

五番勝負の日程は以下の通りです。

第1局  9月4日(木)大阪府大阪市「ウェスティンホテル大阪」
第2局  9月18日(木)神奈川県足柄下郡箱根町「元湯 環翠楼」
第3局  9月30日(火)宮城県仙台市「茶寮宗園」
第4局  10月7日(火)山梨県甲府市「常磐ホテル」
第5局  10月23日(木)神奈川県横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」

豊島七段が挑戦権獲得

135▲豊島-△丸山戦は豊島七段が勝ち、羽生善治王座への挑戦権を獲得しました。終局時刻は23時7分。消費時間は▲豊島4時間55分、△丸山4時間59分(持ち時間、各5時間)。投了以下、△6三玉や△4三玉は▲5三金△同玉▲5一竜△4三玉▲5二竜△3三玉▲4二角で詰み。

(牛蒡)

寄せ合いに

20140729_129普通に進めては点数が足りないとみたか、豊島七段が寄せに出ました。それに丸山九段が強く応じました。突如寄せ合いになりました。
(銀杏)

頭抱える

20140729_monitor4_2 (23時前ごろのモニターの様子。丸山九段が頭を抱えている)
(銀杏)

22時45分の控室

20140729_hikaeshitsu7 (関係者は青野九段、藤倉五段の検討を注視している)
(銀杏)

激闘続く

20140729_monitor3 (豊島七段は残り10分切った。丸山九段は1分将棋。後手玉が入玉するのは難しい)
(銀杏)

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