もっと読む
« 2012年10月 | メイン | 2013年9月 »
6四の角を△5五角と天王山へ飛び出した郷田九段。
「角を7五へ出るのは▲7六銀△8四角▲6四角(変化1図)が痛いですね。これがイヤだったのでしょう。△5五角以下は▲同銀△同銀▲3四歩△6七銀(変化2図)が考えられます。こうなればひと目は後手持ちです」と宮田敦六段が話してくれた。しばらくして「▲5五同銀△同銀に▲3七角がイヤですか」と宮田敦六段が声をもらした。
(検討に余念のない宮田敦六段)
(吟)
(19時40分頃の将棋会館)
(空からは雨粒が落ちてきていた)
(青野照市九段が控室を訪れた。河口七段と話しに花が咲く)
(19時30分頃の対局室カメラ。序盤から盤の近くで考えていた中村六段。いまは盤に左ひざがピタリとついている。ここまで盤に近いのは珍しく思える)
対局が再開され▲4四歩△4二金引▲2八角△同角成▲同飛△4六角。パタパタと手が進みだした。
(控室では河口俊彦七段、宮田敦史六段、中村真梨花女流二段が検討している)
(夕食休憩中も盤の前で中村六段は考えている)
本日は土用の丑(うし)の日。郷田九段の注文はうな重梅・肝吸い(ふじもと)。中村六段の注文はなかった。
※対局者と同じ物を注文して撮影しました。
対局は19時再開されます。
図の56手目△2四銀の局面で夕食休憩に入りました。消費時間は▲中村3時間4分、△郷田3時間50分。夕食の注文は、郷田九段がうな重梅・肝吸い(ふじもと)。今日は土用の丑の日です。中村六段の注文はありませんでした。角と歩以外の駒は交換になっていませんが、夜戦から激しくなりそうです。
(時刻は17時45分を回ったが、外はまだ明るい)
(左は控室になっている「銀沙」の入口)
※棋譜コメント53手目より抜粋
田中九段は△4四角を指摘する。△7六歩▲同銀△6七歩成が厳しい攻めだ。▲4五銀には△同銀▲同桂△2四銀▲4六角に「両取り逃げるべからず」で△7六歩(変化図)と攻め合う。先手は△4四角に「敵の打ちたいところへ打て」の▲7六角も考えてみたい。
(本譜は▲2四歩に角を駒台から持ち上げたが4四ではなく6四に据えた郷田九段)
(左から森下九段、田中寅九段、森けい二九段。ベテラン陣が継ぎ盤を囲む)
(森九段は(故)大友昇九段門下で郷田九段の兄弟子にあたる)