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2013年7月

2013年7月22日 (月)

郷田九段長考

20130722_161954▲2五歩の継ぎ歩に郷田九段が長考している。50分以上、手を止めたままだ。両対局者とも上着を脱いで考え込んでいる。

(吟)

歩を持っている

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「単に継ぎ歩ですか。はぁー。△7五歩をとがめていますね」と森下九段。後手は7筋で先手に1歩を渡している。したがって先手は2五へ継ぎ歩する歩を持っている。▲2五歩に△同歩は▲4五銀。そこで△5五角は「▲2五桂がぴったりですね」と森下九段は続ける。これは先手の1八香型が生きている。

Dsc_0100(継ぎ歩で後手陣に襲い掛かった中村六段)

(吟)

中村六段の反発

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▲4五歩までの消費時間は▲中村六段1時間44分、△郷田九段1時間34分。▲4五歩は1時間10分の長考で着手された。▲6四角~▲6五歩と取ったら後手はどうしていたのだろうと控室では話されている。

控室を訪れた森下卓九段は「▲4五歩なら後手の言い分が通ったような気がしますね」と話す。

Dsc_0124(継ぎ盤の前に座る森下九段)

Dsc_0121(右は渡辺大夢四段)

(吟)

 

東京は30度

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Dsc_0115(ギラギラと真夏の太陽が照りつける)

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Dsc_0117(将棋会館は2-39)

(吟)

本日の千駄ヶ谷

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Dsc_0120(控室では高橋道雄九段と田中寅彦九段が関係者と談笑している)

(吟)

休憩中の対局室

Dsc_0060(休憩に入ってもしばらく対局室で考え込んでいた郷田九段)

Dsc_0064(本局の使用駒は桂山作金龍書の盛上げ駒)

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(吟)

対局再開(中村六段)

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(吟)

対局再開(郷田九段)

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Dsc_0086(休憩前に1時間11分使った郷田九段だが、再開されてもしばらく考え込んでいた)

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(吟)

昼食休憩に入る

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▲1八香に郷田九段が1時間11分使って昼食休憩に入った。休憩までの消費時間は▲中村六段27分、△郷田九段1時間24分。対局は13時に再開される。

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昼食の注文は、郷田九段が冷やし中華(ほそ島や)。中村六段の注文はなかった。

※対局者と同じ物を注文して撮影しました。

(吟)

どちらが勝っても五番勝負初登場

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郷田九段が勝っても中村六段が勝っても王座戦五番勝負には初登場となる。王座通算20期の羽生王座に挑むのは郷田九段か中村六段か。

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(吟)

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