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2012年10月

2012年10月 2日 (火)

検分(2)

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渡辺王座が駒を取り出す。

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陣屋所有の2種の駒。羽生二冠はどちらも何度も使っていることだろう。

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関係者「渡辺王座、どちらの駒を使いますか」
渡辺「私はどちらでも」
関係者「羽生二冠はいかがでしょうか」
羽生「私もどちらでも大丈夫です」
関係者「では大内先生決めていただけますか」
大内「渡辺王座がどちらでもいいとおっしゃるので、羽生さん決めてください」

少々不思議なやりとりの末、今回は羽生二冠が駒を選びました。

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選ばれた駒は宮松影水作、錦旗書。
駒には「影水作」と書いてあるが、長年の使用で中央の「水」が消えている。

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盤も陣屋所有のものが使用される。天柾の逸品だ。

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盤の覆いには裏書きがある。
「方尺盤上在天地」。荒巻三之八段の書。

(八雲)

検分(1)

予定より少し早く、17時50分頃から検分が行われました。

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対局室は「松風」。

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これまで数多くのタイトル戦の舞台となった陣屋。準備は万端で検分は10分とかからず終了した。


(八雲)

陣屋へ

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16時過ぎの陣屋。関係者が続々と到着している。
東京から近い陣屋へは、現地集合だ。

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陣屋名物「陣太鼓」でお出迎え。

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この後、18時から対局室検分が始まる。

(八雲)

【決着か最終局決戦か】五番勝負第4局は明日9時開始

第60期王座戦五番勝負は、渡辺明王座先勝の後、羽生善治二冠が2連勝。タイトル奪還に王手をかけて第4局を迎えました。渡辺王座が踏みとどまるのか、羽生二冠が一気に決着をつけるのか。

対局の舞台は、数多の名勝負が繰り広げられたタイトル戦の常宿、「陣屋」(神奈川県秦野市)。対局は10月3日(水)9時開始。持ち時間は各5時間、昼食休憩12時~13時、夕食休憩18時~19時。立会人は大内延介九段、記録係は渡辺愛生三段が務めます。

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こちらは第50期からの王座戦五番勝負の軌跡です。
53期以降は全て3連勝で決着がついており、第4局が行われるのは8期ぶりのことになります。


本局はニコニコ生放送にてライブストリーミング解説が行われます
http://live.nicovideo.jp/watch/lv107113833
解説:浦野真彦八段
聞き手:貞升南女流1級

解説の内容は日本将棋連盟モバイルtwitterでも配信いたします。
https://twitter.com/#!/shogi_mobile

本局の中継は棋譜・コメントを烏、ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

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