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(△6七桂を▲同銀と取った直後のモニター。▲6七同銀は△同歩成▲同金上△4五銀▲同歩△7八銀▲同玉△8七飛成で後手勝勢の見解だったが……)
(佐藤王将と野月七段が検討)
(吟)
△2四金と飛車を取る手は▲3二金と打たれてアウト。飛車を取れない後手は△6七桂と放り込んで勝負。控え室では▲6七同銀△同歩成▲同金上△4五銀▲同歩△7八銀▲同玉△8七飛成(変化図)が調べられている。「対して▲8七同玉は△6九角▲7八合駒△8六歩▲同玉△8五歩▲同桂△9五銀▲8七玉△8六歩▲9八玉△9七歩成▲同玉△9六銀▲8六玉△8五銀▲8七玉△9五桂▲同香△9六銀から詰んでいるようです。△8七飛成に▲6八玉も△8八竜と入れば後手が勝ちそう。なので△6七桂には▲6九玉と逃げる一手のような気がします」と佐藤王将。
(難解な終盤、検討する佐藤王将と島九段の表情も険しい)(吟)
夕食休憩前に次の一手が出題されていた。休憩明けの指し手は▲3三同桂成。「環那ちゃん、俺らも次の一手当たったけど何かないの?」と野月七段。「そうですねぇ。最後に……。何もあげません。仙台の方に元気をもらえるでしょう」と切り返す鈴木女流二段。
(次の一手の正解者は78人、賞品をもらえるのは35人。抽選を行う野月七段と熊坂五段は責任重大だ)
(19時からは、この夏3度目の仙台入りとなった野月七段と仙台出身の熊坂五段が解説)
(車で実家の北海道に帰る際には仙台に立ち寄りおいしい物を食べるという野月七段)
(300人以上の方に来場頂いている。立錐の余地もないとはこのことだろう)
(仲良く並んで色紙に署名する野月七段と金井五段)
△3三金左に羽生二冠が14分使って18時になり夕食休憩に入った。消費時間は▲羽生二冠3時間40分、△渡辺王座3時間26分。対局再開は19時。渡辺王座が豚肉細切り焼きそば。羽生二冠は海鮮焼きそばとフレッシュオレンジジュース。
(豚肉細切り焼きそば)(海鮮焼きそば)
※対局者と同じものを注文し撮影しました。
(△2二同金の局面で止まったまま。下のノートパソコンではニコニコ生放送が見られる)
(関係者以外は立ち入り禁止の控え室)
17時10分、すでに終盤戦。羽生二冠の攻めが繋がるのか、渡辺王座に手番が渡れば△9七歩成~△8七との確実な攻めがある。△2二同金には2二への角の利きを遮断する▲3三桂打だろうか。△2二同金までの消費時間は▲羽生二冠2時間59分、△渡辺王座3時間25分。
■ニコニコ生放送■豊川孝弘七段>これは▲3三桂打には△3一玉(△3三同金左には▲2二飛成がうまい手で先手勝ち)で頑張る、ということですね。▲2三歩には△2一金▲同桂成△4一玉▲2二歩成△9七歩成と進むと、先手の攻めの足が遅いんです。(攻めが繋がるか、羽生二冠は正念場の局面を迎えている)
(島九段は子供の目線で感想戦)
(16時57分頃、60局のうち20局は終局している)
(佐藤王将)
(「いい手を指されると困っちゃうんだよなぁ」と思わずボヤく高野六段)
(野月七段は「子供みたいな手を指しちゃった」とにこやかに指導)