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(先手玉、「金龍書」)
(後手玉、「桂山作」) (野辺)
35手目、▲4六銀の局面で中村六段が34分考え、昼食休憩に入りました。昼食休憩までの消費時間は▲羽生36分、△中村1時間16分。 昼食の注文は、羽生二冠は冷やし中華(ほそ島や)、中村六段の注文はありません。 対局再開は13時です。
(冷やし中華/ほそ島や)
(昼食休憩中の特別対局室)
(昼食休憩までの局面)
(野辺)
図1は11時ごろの局面。中村六段は26分の考慮で金を上がりました。
図1の△7二金の意味は、現局面の図2のように△3五飛と歩をかすめ取った時に、 ▲3三角成~▲8二角とされるのを先受けしたものです。 序盤の繊細な駆け引きが続いています。
(9時50分前には入室し、羽生二冠を待つ中村六段)
(9時55分ごろに羽生二冠が入室。一礼して駒を取り出す)
(一度目の振り駒は、歩が2枚、と金が2枚で、駒が1枚立ってしまい振り直し)
(二度目の振り駒は、歩が3枚出て羽生二冠の先手となった)
▲羽生-△中村戦は横歩取りになりました。 図は、羽生二冠の「どちらに引きますか」という▲8七歩に対して、中村六段が△8四飛と引いたところ。 今年6月に両者の間で行われた、第83期棋聖戦第1局でもこの形になっています。 時刻は現在10時30分を過ぎたところ。図の局面から▲2六飛△5二玉▲5八玉△6二銀と進んでいます。
(羽生二冠の初手は▲7六歩)
(中村六段は2手目△3四歩)
(9時30分ごろの特別対局室)
第60期王座戦本戦トーナメントもいよいよ大詰めです。 果たして渡辺明王座に挑むのは羽生善治二冠か中村太地六段か。 対局は7月20日(金)10時より東京・将棋会館「特別対局室」にて行われます。 持ち時間は各5時間。先後は振り駒にて決定されます。 本局の棋譜・コメント担当は吟記者、ブログ担当は野辺でお送りします。 本日もよろしくお願いします。
(羽生善治二冠) (中村太地六段)
渡辺明王座の挑戦者を決める第60期王座戦挑戦者決定戦が7月20日(金)に東京・将棋会館で羽生善治二冠と中村太地六段の間で行われます。羽生二冠が勝てば、同一タイトル戦21期連続出場となり、一方の中村六段が勝てば、自身初の王座戦タイトル戦の出場となります。ご覧の中継ブログで様々な角度から、この対局をお伝えしますので、ぜひお楽しみください。