【羽生善治王座】
「力戦形の将棋になり、序盤から手探りの状態だった。一手一手苦心して指した。(本局を振り返って)寄せがちょっとおかしかった。▲3三角成(61手目)のところはよくわからなかった。(王座戦19連覇について尋ねられ)今はまだ終わったばかりで実感はないです。ただ、ひとつの形なのでうれしい」
【藤井猛九段】
「(本局を振り返って)仕掛けていったが、行かないと模様が悪いので仕掛けざるを得なかった。難しいかなと思っていたが、気がついたら悪くなっていた。馬を取った(△3三同金……62手目)のはよくなかった。(シリーズを振り返って)有利な局面がほとんどなかったのが残念です」
(終局時の盤面)
(文)