▲3二飛に△2九飛と互いに飛車を打ちおろした局面。
ここで控え室の棋士に図の局面での見解を聞いてみた。
「居飛車が良く思えるのですですが、簡単には決まらない
ですね。なかなかスッキリとした手が見つかりません。△
2九飛に次の組み立てが重要ですね」(佐藤紳哉六段)
「堅くて攻めているので先手がいけそうですね。いま先手が
攻めきれないと、攻めが押し返されてしまいます。具体的な
順は見えてないのですが、なんとなく先手が攻めきれそうな
感触があります」(千葉五段)
「先手の流れなのですが、取れる駒が少ないですね。先手が
攻めるとすれば単純な手になってしまうので、後手も粘れそう
です。ただ藤井さんの持ち時間が少ないのが懸念材料となり
そうです」(野月七段)
(吟)