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2009年9月16日 (水)

自宅解説棋士から梅田望夫さんへの回答(1-2)

梅田さんの質問はこちら

【初段向け担当:片上大輔六段】
Ouza200909161_29_3 梅田さんこんにちは。この局面のポイントはただひとつ、2六の銀をどう活用するかです。
常識的には▲3七銀と引いて2筋交換。しかし後手はそれに対して、△4五銀右~△3六歩という反撃を狙っているのです。それで、羽生王座は銀の動きを保留しているのでしょう。
この局面で後手の候補手は△4二玉(玉を囲う)、△6五歩(△6四角を見せる)、△9四歩(桂の活用を見せる)のいずれかです。羽生王座は相手の次の手によって、攻めの構想を変えていくことになりそうです。特に△4二玉の場合は、玉が近づいたということで▲1六歩~▲1五歩の攻めも有力になります。

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