2024年1月28日 (日)

物部神社内をご紹介します。
Img_5552(拝殿に続く表参道。両脇には阿吽の口をした狛犬と獅子)
Img_5549(宇摩志麻遅命が鶴の背に乗って降臨されたという伝説から、物部神社の神さまのお使いは鶴)
Img_5548_2(富金石という砂金を含んだ石で作られた手水舎。曲玉が彫られ、触ると御神徳を授かれる)

Img_5546(拝殿の社殿は入母屋造、銅板葺の屋根。1936年から37年にかけて改築されている)

2024012770上図は△6六飛成と竜を作った局面です。次に△6四竜で、銀の逃げ場がありません。検討では▲6一角△5七歩成▲同歩△6五桂という順が示されました。取られそうな桂を活用して攻めに出る手順は、さわやかな印象を受けます。畠山鎮八段は「わたしの性格を盤上で表現してみました。誰も信じませんけどね」と笑いました。
Img_6484(継ぎ盤を動かす畠山鎮八段)

2024012767△5六歩の垂らしに対して、菅井八段は歩を成り捨てて▲5八歩と受けに回りました。攻めの拠点を失いますが、角の利きを通すと、▲3二角成の非常手段で左美濃を崩せます。控室では「歯を食いしばる受けの一着」との声が聞かれました。形勢は、後手に楽しみが多いと見られています。
Img_6480(大盤解説会は、福崎九段と畠山鎮八段が担当。畠山鎮八段はとある引退棋士のものまねで、会場を大いに沸かせた)
Img_6481_2(存在感を放っていたつららは、かなり小さくなった)

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昼食休憩明けから、手が進み始めました。図の一着は、歩を垂らしてと金作りを狙う手筋です。歩が成れば、次に△4七と▲同銀に△6七飛で角銀の両取りがかかります。しかし、歩成りを嫌って▲4六角と守っても、構わず△5七歩成▲同角に△6七飛が両取りとなります。控室では▲5五角の攻め合いを候補に挙げて、検討が進んでいます。
Img_6477(藤井王将は、と金を作って先手陣を攻略したい)

両対局者はさんべ荘に向かう前に、大田市の「石見国一宮 物部(もののべ)神社」に赴き、記念撮影と祈祷をしました。物部神社は513年に創建され、御祭神とする宇摩志麻遅命(うましまぢのみこと)は、文武両道の神・勝運の神として有名です。

Img_5501(大鳥居は島根県最大級の大きさ)

Img_5510(手水舎で手を清める)
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Img_5520(祈祷が行われる拝殿)
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