2024年1月26日 (金)

18時から、前夜祭が行われました。
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Img_5826 (佐々本浩材・毎日新聞社松江支局長)
「藤井王将が2勝と先行して臨む本局となりました。菅井八段は、ここ島根でどのような将棋を見せていただけるのか。明日から息が詰まるような名勝負を期待したいと思います」
Img_5834 (樋口徹・スポーツニッポン新聞社取締役大阪本社代表)
「人々をワクワクさせるようなイベントが最たるものが、この王将戦です。本局を楽しみにして、心明るく今週の仕事に取り組まれた方も多いのではないでしょうか。皆さまの期待を裏切らない、熱い戦いが行われると思っております」
Img_5844 (井上慶太・日本将棋連盟常務理事)
「さんべ荘は菅井八段にとって、過去に将棋合宿をさせていただいた場所です。地元の岡山県も近く、いわば地元みたいなところです。リラックスして本局を迎えていると感じました。力を発揮すればいい勝負になると思いますので、期待しています」

検分後、対局者のインタビューと揮毫が並行して行われました。
このあと18時から、前夜祭が始まります。

Img_5745(藤井聡太王将)
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Img_5764(菅井八段は文字の大きさの確認)
Img_5786(力を込めて落款を押した)
Img_5790(新たな一手を見られるか)

一行がさんべ荘に到着したあと、検分が行われました。盤や駒を確認する作業で、大きな問題なく10分ほどで終了しました。
Img_5660(対局場に着くと、記念の花束が贈られた)
Img_5675(立会人の福崎九段が主導して進める)
Img_5685(本局で使用する駒は、天気予報士の森田正光さん所有のもの)
Img_5714(封じ手を各部屋や、手洗いなどを確認する)
Img_5736(終了の一礼)

藤井聡太王将(八冠)に菅井竜也八段が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦七番勝負は、藤井王将の2連勝で第3局を迎えました。このまま藤井王将がタイトル防衛に迫るのか、菅井八段が反撃のきっかけをつかむのか。第3局は、1月27、28日(土、日)に島根県大田市「国民宿舎さんべ荘」で行われます。
対局は両日とも9時に始まります。本局の先手は菅井八段。持ち時間は各8時間です。立会人は福崎文吾九段、副立会人と現地大盤解説は畠山鎮八段、聞き手を藤井奈々女流初段、記録係は松下洸平初段(森安正幸七段門下)がそれぞれ務めます。観戦記の執筆は関口武史指導棋士五段です。

インターネット中継は棋譜コメント入力を夏芽、ブログを武蔵が担当します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

【スポーツニッポン】
https://www.sponichi.co.jp/society/tokusyu/osho2018/
【毎日新聞】
https://mainichi.jp/oshosen2024
【ALSOK】
https://www.alsok.co.jp/info/alsokhai-oushousen/
【囲碁将棋チャンネル】
https://www.igoshogi.net/shogi/oushou/73th/73oushou_seven_battle.html
【立飛ホールディングス】
https://www.tachihi.co.jp/social/art-culture/
【inゼリー】
https://www.morinaga.co.jp/in/jelly/
【富士フイルム】
https://www.fujifilm.com/jp/ja
Img_5754(現地は雪が積もっている)

2024年1月21日 (日)

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(インタビューのあと、感想戦が始まった)

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(藤井聡太王将)

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(菅井竜也八段)

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(盤側で観戦記担当の関口武史・指導棋士五段、森本才跳四段、小林健二九段、糸谷哲郎八段が見守る。関口五段と森本四段は小林健九段門下)

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(インタビューに応じる藤井聡太王将)

【藤井聡太王将インタビュー】

--▲9八香(23手目)から穴熊を目指されましたが、駒組みの思惑はどのようなものがありましたか。
「▲6六銀と上がると玉を固めることはできるのですが、一方で攻め駒が少なくなる懸念もあったので、うまく手を作っていけるかがポイントと思っていました」

--昼食休憩(42手目△7四歩)明けからなかなか手が進まない時間が続きましたが、そのあたりはどう見ていましたか。
「こちらの駒が偏っている陣形なので、どういう風に動きを見せるか、難しいところと思っていました」

--菅井八段の△4五桂(46手目)から流れが速くなりました。
「1手1手が難しいと思っていました。後手の8四角を押さえ込めるかがポイントになったと思っていました」

--50手目△7三歩で封じ手になりました。1日目の形勢はどう判断していましたか。
「8四角がどうなるかがポイントで、1歩渡すと△6五歩が厳しい手になるケースが多いのですが、うまくプレッシャーをかけていけばと思っていました」

--2日目午前は、角をめぐる攻防になりました。
「(53手目は)▲8六歩と突くか▲7七銀引か迷っていて、本譜(▲8六歩以下)はどこかで▲7七銀引の余地を作って指そうと思っていました」

--今日の午後は形勢がよさそういう声があったのですが、ご自身ではどのあたりで形勢のよさを自覚されましたか。
「▲4二歩と垂らして、と金で攻めがつながる形ができたと思っていました」

--2日間の将棋を振り返って、あえて勝因を上げるとすればどのあたりでしょうか。
「どこがポイントかはすぐわからないですが、こちらの玉が安定した形で戦いを起こすことができたので、ペースをつかむことができたと思います」

--第3局への抱負をお願いします。
「すぐ来週にあるので、この状態を保って臨みたいと思います」

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(菅井竜也八段)

【菅井竜也八段インタビュー】


--1日目の駒組みはどういう思惑で進めていましたか。
「一局の将棋と思っていました」

--封じ手(50手目△7三歩)の形勢判断はいかがでしょうか。
「(苦笑いのあと)ちょっともう、封じ手の前に敗着を指してしまって……、お話にならないですね」

--早い段階で悲観されていたということですか。
「△8四角▲7四歩(45手目)に△同銀と取る手しか考えていなかったのですが、自分でも、なんで△4五桂と指してしまったのか……。いや、びっくりしました」

--第3局は先手になります。ホームグラウンド(岡山県)に近い対局場(島根県)です。
「島根県は昔から行っている場所なので、少しでもいい将棋を指せるようにがんばります」