2026年2月 3日 (火)

立川市は1922年に立川飛行場が開設されると、航空機を製造する立川飛行機など軍需産業が発展しました。戦前は立川駅から立川飛行場に物資を運ぶ線路がありましたが、廃線になり緑道として整備されています。市内にある栄緑地は約1.6キロの遊歩道。歴史に思いをはせながら、のんびり散歩をしてみるのもいいかもしれません。

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15時30分、午後のおやつの時間になりました。藤井王将の注文はエクレア、ベルガモット和紅茶。永瀬九段の注文は百合根金団、いちご大福、ハーブティーのコンブチャ、国産オレンジジュース、ハンドドリップコーヒー。いちご大福はいちごの上に羽二重餅がちょこんとのったかわいらしい見た目です。

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両者の指し手が止まりません。盤面は互いに角を成り込んで終盤戦の様相です。控室では図で2筋の突き捨てを生かすべく▲2四銀を検討していましたが、△4七馬が大きな手で後手有望とわかりました。以下▲3三歩成△8八歩成▲同銀△8七金▲同銀△同飛成▲同玉△6九馬▲7八桂△8六歩▲9六玉△6二玉は後手の勝ち筋です。実戦は永瀬九段が9分の少考で▲4八金としました。

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飛銀両取りの△3六馬が見えているだけに大胆ですが、▲4四銀と攻め合って先手が指せるようです。木村三段は「これが大事な駒なんですね」と4七の歩に触れ、川村三段は「後手を持ってたら『覚悟』しちゃいますね」と苦笑しました。指しにくい手を少考で指せるということはそれだけの裏付けがある、つまり研究済みではないか、というわけです。恐ろしい進行になりました。

対局室には永瀬九段、藤井王将の順に戻りました。再開から比較的早く手が進み、戦いが激しさを増していく様子がうかがえます。対局者の表情は険しく、まるで2日目のような緊張感が漂っていました。

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12時30分、永瀬九段が16分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬九段1時間10分、△藤井王将1時間52分。昼食の注文は藤井王将が梅山豚炭火焼カツ、ほうじ茶。永瀬九段が海鮮重、ハーブティー、ホットコーヒー。永瀬九段はデザートに立川苺のショートケーキを頼んでいます。カツは茨城県産の梅山豚(メイシャントン)を使い、炭火で焼いてから揚げました。パン粉にはアーモンド、ソースに焼いたキャベツで香りづけをしています。海鮮重はバルサミコ酢と赤ワインを使った寿司飯が特徴的。具材はキンメダイ、ホタテ、サワラ、トロ、モンゴウイカ、クルマエビ、イクラです。対局は13時30分に再開されます。

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控室では奨励会員の川村悠人三段(小倉久史八段門下)と木村友亮三段(門倉啓太六段門下)が島九段と検討しています。島九段は「1日目は高橋佑二郎さんがいないので、立会人の解説を依頼しました」とにっこり。川村三段は昔から面識があり、ここ数年は練習将棋を指すようになったとのこと。木村三段は島九段が教室で教えていた生徒だったそうで、島九段は「昔は二枚落ちで教えていたけど、今は落とされる側です」とおどけていました。
本局について聞くと、3人とも永瀬九段の消費時間の少なさに驚いていました。川村三段は「前例がないのに、こんなに早く指せるとは……。永瀬先生には普段から教わっているので肌で感じていますが、さすがの周到さですね」、木村三段は「藤井王将は珍しめの作戦をぶつけてきたと思いますが、守備範囲が広いです」と話します。島九段は「今の三段の方はよく勉強されている。将棋の最先端を作っている存在です」とうなずいていました。

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(川村悠人三段)

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(木村友亮三段)

対局場の「オーベルジュときと」は2023年に開業しました。西国立の老舗料亭「無門庵」の跡地に建てられ、正門は当時の建造物が利用されています。無門庵はかつて立川飛行場で訓練を積んでいた将兵の定宿だった逸話もあり、運営する立飛ホールディングスと縁のある場所といえます。ALSOK杯王将戦七番勝負は3期連続の開催。藤井王将は2戦全勝、永瀬九段は前期に初めて対局して藤井王将に敗れています。

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