第74期王将戦七番勝負第3局 Feed

2025年2月 5日 (水)

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図の77手目▲3四歩の局面で藤井王将が長考している間に18時を迎えました。
封じ手の手番となった藤井王将が78手目を封じて1日目は終了。1日目の消費時間は▲永瀬3時間36分、△藤井3時間43分。78手目の考慮時間は48分でした。対局は翌6日9時再開予定です。

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図は73手目▲4四歩の局面。午後に入って、藤井王将が歩得かつ馬を作りました。その代償を求めて永瀬九段が攻めています。後手の飛車が8二にいるのは、昼食休憩の再開直後に先手が▲8二歩△同飛を利かしたため。これにより飛車の横利きが弱まって▲4一銀の割り打ちが生じ、将来先手が7一や7三を攻めた際に王手飛車がかかりやすくなった利点もあります。後手の8二飛はいい形とはいえないのです。時刻は17時を過ぎて、封じ手時刻が近づいています。

Dsc_2364 (封じ手の封筒。準備は整っている)

Dsc_2046(対局前の藤井王将)

立川市を散策しました。

Dsc_1138(JR立川駅。中央本線や南武線、青梅線の3路線が乗り入れており、多摩地区の中でも利用者は最上位である)

Dsc_1134 (特急かいじが西に向かう)

Dsc_1146(立川駅から多摩都市モノレール線の立川南駅と立川北駅に乗り換えられる)

「オーベルジュ ときと」はJR西国立駅から徒歩ですぐです。

Dsc_3843 (西国立駅。所在地は立川市で、国立市には少し離れている。「国立」は大正時代に箱根土地株式会社が開発した際に、国分寺と立川の間、また「この地から新しい国が立つ」という意味を込めて名付けられたとされる)
【くにたちの歴史/国立市ホームページ】
https://www.city.kunitachi.tokyo.jp/soshiki/Dept01/Div01/Sec02/gyomu/0355/1461065932144.html

Dsc_1395 (「ときと」は駅西にあるが、駅の出口は東側にしかないため踏切を渡る必要がある)

Dsc_2297 (「ときと」の庭から西国立駅の跨線橋が見える)

対局場の「オーベルジュ ときと」は2023年にオープン。JR西国立駅から徒歩1、2分のところにあります。「オーベルジュ」とは、宿泊施設を備えたレストランを意味するフランス語。「オーベルジュ ときと」には食房、茶房、宿房があります。
https://www.aubergetokito.com/

Dsc_2295(正門。ときとの前にあった懐石料理店「無門庵」の門を活用している)

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15時になり、午後のおやつが出されました。
永瀬九段は「四つ星苺のシャルロット 練乳エスプーマとトンカ豆ソース」、「金の抹茶」、「金の抹茶アイスラテ」、「ホットブレンドハーブティー」。
藤井王将は「四つ星苺のシャルロット 練乳エスプーマとトンカ豆ソース」、「ベルガモット和紅茶」です。

Dsc_2332001 (永瀬九段のおやつ。「金の抹茶」、「金の抹茶アイスラテ」はいずれも金箔がのっている)

Dsc_2318001 (藤井王将のおやつ。雪の結晶は砂糖で作られている)

13時30分に対局が再開されました。

Dsc_2244001 (13時27分ごろ、永瀬九段が対局室に戻る。その十数秒後に藤井王将も対局室へ)

Dsc_2279001 (藤井王将)

Dsc_2263 (再開直後にこのポーズ。フル回転だ)

Dsc_2273 (13時31分、永瀬九段が61手目▲8二歩を打つ)

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図の60手目△4九角の局面で永瀬九段が43分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬2時間25分、△藤井28分。対局は13時30分再開です。対局者の1日目の昼食は、永瀬九段が「うな丼(う巻き、お吸い物、香の物)」、「ハーブティー」。藤井王将は「手打ちそば(鉄火丼、香の物)」、「煎茶」でした。