第66期王将戦七番勝負第5局 Feed

2017年2月28日 (火)

現地では1日目と2日目の両日、大盤解説会が開催されます。東京・将棋会館と関西将棋会館は2日目のみ大盤解説会があります。

【現地】
1日目:3月1日(水)16時~18時
2日目:3月2日(木)10時~終局まで
場 所:佐渡グリーンホテルきらく
入場料:無料
出 演:田村康介七段
問合先:0259-66-4160(佐渡市教育委員会 社会教育課)

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【東京・将棋会館】
日 時:2017年3月2日(木)16時30分開場 17時開始
場 所:東京・将棋会館2階研修室
入場料:一般2,000円、各種割引あり
出 演:森内俊之九段、甲斐智美女流五段
問合先:03-3408-6167

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【関西将棋会館】
日 時:2017年3月2日(木)16時30分開場 17時開始
場 所:関西将棋会館道場
入場料:一般1,500円、各種割引あり
出 演:安用寺孝功六段、村田智穂女流二段
問合先:06-6451-0220

詳細はこちら(PDF)。

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プレゼントの抽選会の様子です。記念扇子や対局者の色紙が贈られました。前夜祭は盛会のうちに終了しました。

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A439 (今期七番勝負の記念扇子)

A2078 (閉会のあいさつ 東海林智・毎日新聞社新潟支局長)

対局者のあいさつです。

A588 (郷田王将)

3年連続でこさせていただきました。2年前は初めてでどんなところかドキドキさせていましたが、今回3回目になりまして、佐渡の景色が見えてきたときに「また佐渡に帰ってきたな」という感覚がありました。いつも温かく迎えてくださりありがとうございます。

佐渡は食べ物やお酒がおいしく、地元の方は温和な方が多いと思います。過去2回は雪が降りましたが、今回は快晴で気分よくこられました。歴史ある佐渡支部の皆さんもこられ、市の合併記念日に対局させていただくことになり、光栄に思う次第です。

将棋はわれわれ棋士が伝統文化として、多くの方に楽しんでいただきたい、広めていきたいということでやっておりますが、それもたくさんの方にご協力いただいているということです。佐渡市の発展や市民の皆さんのご健勝というのも、多くの方の協力や観光にきてくださる方の協力が必要ということで、将棋にも同じようなことがあるのではないかと感じました。

王将戦は伝統や歴史ある棋戦です。これまでに先輩がたが築き上げてきた戦いの歴史があります。自分なりに先輩たちに恥じないように頑張りたいと思っています。あとがありませんが、自分なりにできることを精一杯やりたいと思います。(以上、郷田王将)

A683 (久保九段)

佐渡は初めてですが、隣といいますか、粟島には1回いったことがあります。ある友人の奥さんが出身でして、そのときに佐渡の話をしてもらったことを覚えています。

今回初めてジェットフォイルに乗りましたが、佐渡汽船さんは最強だなと思いました。海の上なのに電車に乗っているような感じでした。今回は波が穏やかで、快適に乗っていました。乗り物に強いほうではないのですが、海を見ながら、穏やかな気持ちで向かえました。

明日からの対局ですが、一局一局、目の前の対戦に集中する気持ちで臨んでいます。しっかり準備してきたつもりなので、力を出しきれたらと思っています。(以上、久保九段)

前夜祭にはたくさんの料理が並べられました。佐渡は海の幸も山の幸も豊富です。対局者は地元の方たちと交流を深めていました。

A735(乾杯のあいさつ 三國支部長)

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A786 (歓談の時間、郷田王将)

A748 (同じく久保九段)

A819 (佐渡支部のみなさんは、そろいの法被を着ている方が多かった)

佐渡の名産品と花束が対局者に贈呈されました。

A519 (佐渡の活エビ、佐渡の海洋深層水、佐渡の塩)

A535 (赤水窯 ペアビアカップ 写真中央は児玉勝巳・佐渡市教育長)

※「赤水窯=せきすいがま」は、佐渡金銀山の鉱脈近くから採れる酸化鉄を多く含んだ赤色粘土を用いた工芸品。

A547 (佐渡トキ認証米10キロ 中央左は葛原さん、中央右は武田さん)

※葛原幸乃さんと武田千聖さんは、佐渡支部会員の高校3年生。葛原さんは2016年度の新潟県高等学校文化連盟将棋大会で優勝、武田さんは2015年度の同新人大会で準優勝。

A576 (「佐渡グリーンホテルきらく」の女将さんたちから花束贈呈)

「佐渡グリーンホテルきらく」で前夜祭が開催されました。

A408 (主催者あいさつ 宮内正英・スポーツニッポン新聞社常務取締役編集担当)

この伝統と歴史、大自然の地、何よりブランド力のある佐渡で今年も王将戦の対局を開催できることを誇りに思います。王将戦のあとにも、4月に佐渡トキマラソン、5月には自転車の佐渡ロングライドもスポニチが主催していまして、春の訪れを市民とともに感じている次第です。今回はいうまでもなく、今期の番勝負のゆくえに直結する重要な対局です。大盤解説会が開かれますので、臨場感を感じてほしいと思います。

話は変わりますが、佐渡市長の三浦さんと私は旧知の間柄です。三浦市長は日刊スポーツの出身で野球記者をされていました。私も野球担当で同業他社です。ライバルであり、友人でもありました。ともに巨人を担当していました。負けず嫌いで、スクープ合戦で抜いたり抜かれたりするライバルでした。決着をつけようと思っていましたが、そうならないうちに終わりました。というのは、三浦さんが日刊スポーツの社長になられたからです。これでは巨人の取材どころではありません。

責務を務められたあと勇退されて、佐渡の市長選に出馬されました。当選が決まって電話をしたときに「社長と市長で、立場はどうですか」と聞いたら「日刊スポーツは1000人足らずの会社だけど、今度は全市民のお世話をしなければならない。プレッシャーは比べものになりませんよ」とおっしゃっていました。三浦市長とこうして再会できたことをうれしく思います。(以上、宮内常務取締役)

A437 (主催者あいさつ 佐藤秀司・日本将棋連盟常務理事)

3年連続で王将戦ということですが、昨年は対局ではなく、郷田王将の防衛のお祝いイベントで大変盛り上がったと聞いています。2年前のときはハプニングがあって、前日に佐渡へ行けませんでした。今回は波も穏やかで天気よく無事に佐渡に着いてホッとしています。明日からの対局を堪能してくださればと思います。今日は両津港に着いたころから温かく歓待してくださいまして、両対局者も心からいい将棋を指そうと思ったのではないかと思います。

佐渡市のアマ王将戦の表彰式が行われましたが、優勝した山田さんに10年ほど前に対局して負かされたことがありました。それでいまも第一線として活躍されていることはすごいです。これからも活躍を期待しておりますし、ほかの皆さまには打倒山田で精進してくださればと思います。

昨今はよきにつけ、あしきにつけ、将棋連盟が取り上げられることが多いです。最年少棋士や外国人女流棋士の誕生など明るい話題もありますが、そうではない話については申し訳なく思います。将棋という伝統文化を広げていき、将棋を通じて歴史や伝統、マナーなどを学んでくださればと思っています。今回4回目の佐渡対局、現代屈指の好カードです。お楽しみいただければと思います。(以上、佐藤常務理事)

A449 (開催地あいさつ 小川健・佐渡汽船(株)代表取締役社長)

私も3回立ち会わせていただきましたが、いちばん天気がよかったと思います。昨年は郷田王将を囲む会を開いて、観光のほかに講演してくださいました。母親がやっていた洋服屋のお客さんから将棋や囲碁を手ほどきしていただいて、へたですけど楽しめています。明日からの対局に立ち会わせていただけるということで楽しみですし、おふたりの健闘をお祈りしています。(以上、小川社長)

A485 (開催地あいさつ 三浦基裕・佐渡市長)

私も今日の天気ホッとしています。今年8月に大相撲の巡業が行われます。その調印式が先日行われたのですが、ものすごく荒れた日でジェットフォイルが動かず、フェリーも遅れました。調印にこられた千田川親方はどでかい体で「死にそうだった」とおっしゃっていました。

佐渡市についていいますと、3月1日は合併記念日でして、明日が14年目の初日となります。そうした中で王将戦ということで、なにか因縁めいたものを感じます。明日から熱戦を楽しみにしています。子どもたちの普及などで大きな効果になるのではと思います。

宮内取締役が私をほめてくださりましたが、実際は記者としては負けた記憶が強いです。いずれにしても、将棋の場でこうして会えたことはうれしく思います。(以上、三浦市長)

A495 (棋士紹介、左から佐藤義八段、郷田王将、久保九段、田村七段、井田三段)

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前夜祭の前に、1月15日に開催された「佐渡アマチュア王将」の表彰式が行われました。Aクラス優勝は山田元章さん、Bクラス優勝は静間たいらさん、ジュニアクラス優勝は佐藤就喜さん(体調不良で欠席のため、弟の晃季さんが出席)でした。

A355 (佐渡支部長の三國榮さんから優勝者に表彰状を授与)

A386 (郷田王将からは記念の盾が授与された)

A394 (郷田王将の隣から順に、山田さん、静間さん、佐藤晃季さん)

A241 (検分後に揮毫が行われた。大きな紙を前に、字の配置を考える郷田王将)

A281 (流れるような筆遣いが郷田流。6枚の紙にそれぞれ違う言葉を書いた)

A284 (郷田王将の関防印は「無心」。ただひたすら盤に向かう)

A292 (久保九段もまずは構想を練る)

A313 (久保九段の揮毫は「遊心」など3種)

A323 (久保九段の関防印は「蝶舞」。華麗なさばきを連想させる)

A216 (第5局の先手は郷田王将、ここまで1勝)

A222 (後手は久保九段、ここまで3勝、王将奪取にあと1勝)

A230 (検分の様子)

A268 (使用される駒は児玉龍児作、錦旗書)

A202 (窓の外には「加茂湖」が広がる。海水と淡水が入り交じる汽水湖である)

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A191 (写真手前は加茂湖、奥は両津湾)