2017年2月28日 (火)

前夜祭5

対局者のあいさつです。

A588 (郷田王将)

3年連続でこさせていただきました。2年前は初めてでどんなところかドキドキさせていましたが、今回3回目になりまして、佐渡の景色が見えてきたときに「また佐渡に帰ってきたな」という感覚がありました。いつも温かく迎えてくださりありがとうございます。

佐渡は食べ物やお酒がおいしく、地元の方は温和な方が多いと思います。過去2回は雪が降りましたが、今回は快晴で気分よくこられました。歴史ある佐渡支部の皆さんもこられ、市の合併記念日に対局させていただくことになり、光栄に思う次第です。

将棋はわれわれ棋士が伝統文化として、多くの方に楽しんでいただきたい、広めていきたいということでやっておりますが、それもたくさんの方にご協力いただいているということです。佐渡市の発展や市民の皆さんのご健勝というのも、多くの方の協力や観光にきてくださる方の協力が必要ということで、将棋にも同じようなことがあるのではないかと感じました。

王将戦は伝統や歴史ある棋戦です。これまでに先輩がたが築き上げてきた戦いの歴史があります。自分なりに先輩たちに恥じないように頑張りたいと思っています。あとがありませんが、自分なりにできることを精一杯やりたいと思います。(以上、郷田王将)

A683 (久保九段)

佐渡は初めてですが、隣といいますか、粟島には1回いったことがあります。ある友人の奥さんが出身でして、そのときに佐渡の話をしてもらったことを覚えています。

今回初めてジェットフォイルに乗りましたが、佐渡汽船さんは最強だなと思いました。海の上なのに電車に乗っているような感じでした。今回は波が穏やかで、快適に乗っていました。乗り物に強いほうではないのですが、海を見ながら、穏やかな気持ちで向かえました。

明日からの対局ですが、一局一局、目の前の対戦に集中する気持ちで臨んでいます。しっかり準備してきたつもりなので、力を出しきれたらと思っています。(以上、久保九段)