第66期王将戦七番勝負第4局 Feed

2017年2月13日 (月)

次に、開催地代表挨拶と、来賓挨拶が行われました。

Photo_50 (山野通彦・矢掛町長)

先ほどまで町主催で「こども王将戦」を実施いたしました。非常に盛大に行われたところ、郷田王将と久保九段も来てくださいまして、子どもに向けての挨拶され、そして集合写真を撮られました。子どもは大拍手で喜んで帰りました。皆さん方に矢掛町は初めてという方が多いのですが、なぜ矢掛町で将棋なのか。将棋の関係は非常に薄いですが、長い間、囲碁に親しんだ町でありまして、昨年の王座戦を実施しました。そのために施設を整備いたしました。(江戸時代から続く宿場町の町並みの中で)旧本陣、旧脇本陣が国の重要文化財として健全に残されているのが矢掛町だけだといわれております。それを活用した街づくりを2、3年前から進めております。将来の子どもや孫が住みたい町、がひとつの柱。もうひとつはまだまだ知名度がないので、イベントを打って矢掛を知っていただく。理解と承認をいただいて王将戦や囲碁の王座戦といった全国版のイベントをいま打っているところでございます。囲碁のときには前夜祭や子どもの対局はありませんでした。すばらしい企画だと思っています。何はともあれ、すべての人に感謝申し上げ、歓迎のご挨拶といたします。今日は大変ありがとうございました。

Photo_51 (池田道孝・衆議院議員)

Photo_52 (加藤勝信衆議院議員代理、加藤周子夫人)

Photo_53 (挨拶を聞く郷田王将)

Photo_54 (久保九段)

※書き起こし(一部抜粋):飛龍記者、写真撮影:潤

前夜祭開始後、主催者挨拶が行われました。

Photo_45 (渡会文化・毎日新聞社専務取締役大阪本社代表)

皆さんご承知のとおり、今期王将戦は郷田真隆王将に元王将の久保利明九段が挑戦するという、新旧王将対決になりました。これまで久保九段が第1局から3連勝して、6期ぶりのタイトル奪還にもうすでに王手をかけたという状況でございます。久保九段は皆さんご承知のとおり、最近では珍しくなりました振り飛車を得意としている棋士でございます。第1局は中飛車、第2局は初手にいきなり三間飛車に振って驚きました。そして第3局は四間飛車。対して3連覇を狙っています郷田王将。鋭い攻めは見せるのですが、なかなか攻めきれない。しかし、実力者同士の対局です。ほんのちょっとしたきっかけで勝敗は分かれますし、流れも変わります。第5局、第6局を首を長くして待っている人もたくさんいらっしゃいますので、ここは王将の踏ん張りどころだと思います。

Photo_46

 

Photo_47 (石井正人・スポーツニッポン新聞社取締役大阪本社代表)

実は私もここではありませんが宿場町に住んでいまして、とても似た趣があるのでびっくりしました。スマホで矢掛町の、見事に作っていらっしゃるホームページを見せていただきました。その中にこの王将戦をしっかり紹介していただきまして、本当にありがとうございます。すごい方というのは、見るほうが勝手に人格まで期待してしまいますが、郷田王将も久保九段も本当に気さくで、すばらしい人格を持っていらっしゃいます。明日、明後日とこちらで第4局を戦うのですが、当然、スポーツニッポンでも毎日新聞でも報じます。囲碁将棋チャンネルや前夜祭司会のアナウンサーの矢掛放送のほうでもいろいろ取り上げてくださるそうなので、よろしくお願いいたします。

Photo_48 (井上慶太・日本将棋連盟理事)

ただいま紹介にありました、日本将棋連盟の井上です。矢掛町は初めてなのですが、前夜祭には岡山・倉敷からもたくさん来られていますし、私の地元であり、久保九段の地元でもあります加古川市からも樽本前市長、岡田現市長もいらっしゃっております。顔なじみが多く、リラックスさせていただいております。先ほど、毎日新聞の渡会文化代表からもお話がありましたが、久保さんが安定しているので郷田王将がピンチではありますが、第1局、第2局、第3局と非常に接戦の内容と思います。やや久保さんのほうが指運、勝運があるという感じを受けております。第4局は郷田王将も開き直って持てる力を発揮していただけるのでないかと期待しております。対局は明日、明後日ですが、明後日は2月14日でバレンタインデーです。いつも対局の勝者が翌日、スポーツニッポンの紙上に写真が出るわけですが、今回、私は「ヤカッピー」と勝者がチョコレートを食べるような写真が出るのではないかと勝手に予想しております。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。今日、新幹線が遅れまして、「こども王将戦」のほうに寄させていただいたとき、まだ参加した子どもたちが残って、非常に歓迎していただきました。皆さんと写真撮影をできたのが非常によかったなあと思います。矢掛文化センターも非常に立派なホールで、明日から大盤解説があります。ぜひとも皆さんに来ていただきたいと思います。最後になりますけども、この伝統のある王将戦を長きにわたって主催していただいています毎日新聞社様、ならびにスポーツニッポン新聞社様、協賛いただいております囲碁将棋チャンネル、またこの第4局を開催していただいております矢掛町の皆様に厚くお礼を申し上げまして、将棋連盟の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

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※書き起こし(一部抜粋):飛龍記者、写真撮影:潤

2017年2月12日 (日)

やかげ文化センターから宿泊旅館に戻った一行は、しばしの休憩のあと、前夜祭が行われる「矢掛町農村環境改善センター」にバスで向かいました。

Photo_41 (会場に到着すると、前夜祭開催の横断幕が張られていた)

Photo_42 (前夜祭会場に入場後、一礼する両対局者)

Photo_43 (壇上の席に案内されて、前夜祭スタート)

やかげ文化センターに到着した両対局者は、「こども将棋王将戦 in 矢掛」に出場していたこどもたちに、あいさつを行うことになった。

Photo_33 (表彰式前に、郷田王将のあいさつが行われた。大会参加者は54人)

Photo_35 (身振り手振りを交えて話をする郷田王将)

Photo_36 (久保九段は、こどものころに出場した大会話を伝えていた)

Photo_40  (井上立会人の話を熱心に聞くこどもたち)

Photo_38 (関係者と大会参加のこどもたちで記念撮影)

Photo_39 (矢掛町のマスコットキャラ「やかっぴー」と写真に収まる室田女流二段)

 

検分と揮毫を終えた両対局者は、矢掛町主催のこども将棋王将戦の行われている「やかげ文化センター」(王将戦第4局の大盤解説場)に向かいました。

Photo_29 (対局場である矢掛屋の「備中屋長衛門」の出入り口に向かう久保。カメラマンも待機している。

Photo_30 矢掛屋敷地内にある「備中屋長衛門」

Photo_31 (久保スマイルが見られた)

Photo_32 (こちらはやかげ文化センターに到着した郷田王将)

関係者一行は新倉敷からバスで対局場へ移動し、対局検分を行いました。検分は10分ほどで終了。その後、記念の揮毫が行われました。(揮毫の様子はこのあと、本日の夜に掲載致します)

Photo_2 (検分開始前)

Photo_3 (関係者の問い掛けに笑みを浮かべる両対局者)

Photo_4 (駒箱を開ける郷田真隆王将)

Photo_5 (挑戦者、久保利明九段)

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囲碁・将棋チャンネルの将棋プレミアムでは、対局の模様の生中継が行われます。詳細は以下のとおりです。

◆対局1日目
日時 2月13日(月)8時55分開始
解説 なし (対局1日目は無料配信)
 
◆対局2日目
日時 2月14日(火)8時50分開始
解説 勝又清和六段
聞き手 内田晶記者

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【協賛:囲碁・将棋チャンネル】
http://www.igoshogi.net/