第65期王将戦七番勝負第3局 Feed

2016年2月 5日 (金)

第65期王将戦七番勝負では、囲碁・将棋チャンネルによるインターネットサービス「将棋プレミアム」でライブストリーミング中継します(有料放送)。

2日目は解説つき。解説は広瀬章人八段。観戦記者の内田晶さんが聞き手を務めます。
将棋プレミアム 1日目
将棋プレミアム 2日目

2015hirose(2日目の解説を務める広瀬章人八段)

現地では10時から大盤解説会が始まりました。木村八段と飯塚七段が熱弁を振るっていました。22手目△8八角成について「この角交換は後手の手損なんです。われわれは皆さんに損する手を指してはいけないと解説するんですけど、じゃあ、後手の人は弱いんですか? となります。そんなわけで、最近は将棋のコツを教えにくくなりましたね。後手は手損したので、先手と同じように指しては苦しくなります。それで違う駒組みをしたんですね」と木村八段。

20160205_ooban2 (朝早い時間からホテルにきたファンも多かった)

20160205_ooban1 (飯塚七段(左)と木村八段)

10時30分になり、2日目の午前のおやつが出されました。郷田王将がホットゆずジュース、羽生名人はホットコーヒーです。栃木県東部にある茂木町はゆずの産地として知られています。

20160205_oyatu (ホットゆずジュース)

20160205_oyatu2 (ホットコーヒー)

20160205a

注目の封じ手は△1四歩でした。封じ手を読み上げた木村八段は「考えていなくてびっくりしました」と話します。
△1四歩はTwitter解説の長沼七段が示していた手です。長沼七段は日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウント(@shogi_mobile)で「封じ手は△1四歩でした。手が広いところでした。▲2四歩△同銀▲2三歩のような変化の時に生きてきます。ただ、先手から端攻めが生じるので、相当考えないと指せない意味もあります」と解説しています。

20160205_habu5 (朝から厳しい表情の羽生名人)