第63期王将戦七番勝負第4局 Feed

2014年2月18日 (火)

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000_2585封じ手について、永瀬六段は△2四銀と予想していました。

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藤井九段は△7四歩を予想しています。「後手は変に駒を動かしたくないんだ。でも自分が対局者だったら指すかな、うーん……まあ候補手としてあげておきます」と話します。

行方八段の予想は△6五銀。「無難ですが、いっぺんには負けない指し方ですね」とのことです。

封じ手は△2四銀、△7四歩、△6五銀のどれか、はたまたそれ以外の手か。

明日の対局もお楽しみに。

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18時2分、図の局面で渡辺王将が54分考えて封じました。対局再開は明日の9時です。

000_2580(封じ手を書きにいった渡辺王将を待つ羽生三冠)

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(渡辺王将が封筒を携えて戻ってきた)

000_2582(サインをして、渡辺王将へ戻す)

000_2583(渡辺王将から藤井九段に預けて1日目が終了)

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図は17時30分ごろの局面。図から△3三桂▲2九飛△4五桂▲同桂△5五角▲同角△同飛▲4一角は先手良さそうと言われていました。
そこで図から△3三桂ではなく△2四銀と打つ手はどうか、と永瀬六段。以下▲4五飛△3三桂▲4六飛△2五桂(桂を捨てて角道をあける)▲同桂△5五角▲同角△同飛▲4一角(変化図)の進行が有力と言われています。

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永瀬六段はここで封じ手にするのではないかと予想しています。

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藤井九段(以下、藤)「将棋の解説すると楽しくなっちゃいそうな局面なので、その前におもしろい話でもしますか」
行方八段(以下、行)「工藤さんは藤井先生といえば、何を連想しますか」

000_2547藤「私といえば」

000_2545_2行「これいかに」

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藤「藤井システムって知ってますか。平成10年ぐらいかな、一世を風靡したんだけど」
工藤アマ(以下、工)「知ってますよ(笑)」
行「生まれた頃かな」

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工「5歳くらいです、漢字が読めないくらい」
藤「将棋は?」
工「してません(笑)」
藤「その頃はNHKの生放送に出たこともあるんですよ。オリンピックで金メダル取ったことあるような人が出る感じで、私も『藤井竜王です』とか言って出ていったんですよ。でも見てる人たちは私のこと全然知らないだろうなーと思いながらね、頑張ったんですよ」
行「ぜんぜん知らなかったです(笑)」

以上、解説会の一部を抜粋しました。

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(渡辺王将の長考中に封じ手の準備をする藤井九段)

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15時55分、渡辺王将が1時間を超える考慮で△6四歩と突きました。

ここで(1)▲4五桂は、△6三銀▲2四歩△同歩▲同飛△3三桂▲同桂成△同角▲2九飛△6五歩(変化図1)で、「その展開は△6四歩と△6三銀の2手が生きるので先手不満でしょうね」と藤井九段。

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(2)▲5五銀左は△同銀▲同角△3三桂▲2九飛(変化図2)で、「△5五飛と切って△4五桂では、ちょっと後手が無理している感じがします」と藤井九段は解説します。

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羽生三冠は△6四歩に対して少考で▲6八金上としました。

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ニコニコ生放送の永瀬六段は「なるほど、▲6八金寄も有力かと思いましたが▲6八金上でしたね。▲2九飛と引きやすくなりましたが、反面5筋攻めに対して当たりが強くなったきらいがあります」と解説します。