2024年1月
2024年1月27日 (土)
      1日目昼食
1日目昼食休憩

12時30分、図の23手目▲2二角成の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲菅井八段1時間19分、△藤井王将1時間57分。対局は13時30分に再開します。
1日目午前の控室
これまでのさんべ荘対局
さんべ荘で王将戦の番勝負が戦われるのは、本局で7局目(千日手1局)となります。これまでの戦績は、先手が5勝、後手1勝と、大きく先手が勝ち越しています。1月に対局が行われるのは、初めてです。
2004年2月25日 第53期第4局▲森内俊之竜王○-●△羽生善治王将 矢倉
2008年2月19日 第57期第4局▲羽生善治王将○-●△久保利明九段 中飛車
2014年3月12日 第63期第6局▲羽生善治三冠○-●渡辺明王将   矢倉
2018年3月6日  第67期第5局▲久保利明王将●-○豊島将之九段  角交換四間飛車
2021年3月13日 第70期第6局▲永瀬拓矢王座-△渡辺明王将(千日手)先手角換わり早繰り銀
               ▲渡辺明王将○-●△永瀬拓矢王座  角換わり
2023年2月25日 第72期第5局▲藤井聡太王将○-●△羽生善治九段 横歩取り
(現地は晴れてきた。長いつららが溶け出す)








時刻は間もなく12時。端歩を突いているのが珍しく、類型しかない序盤でしたが、探り合いの末に△8五歩と伸ばして前例が30局近くにまで増えました。上図から菅井八段は角を換えます。これでがくんと前例が減って7局となりました。△2二同玉が6局、△同銀が1局のみです。











対局開始から30分ほどが経過しました。▲7六歩△3四歩▲7七角△8四歩▲5六歩の出だしから、中飛車かと思いきや、菅井八段は向かい飛車に構えました。第1局、第2局で菅井八段は先後問わず三間飛車を用いていました。ふたりの対戦で、向かい飛車が現れるのは初めてです。



