1日目午前の控室 時刻は間もなく12時。端歩を突いているのが珍しく、類型しかない序盤でしたが、探り合いの末に△8五歩と伸ばして前例が30局近くにまで増えました。上図から菅井八段は角を換えます。これでがくんと前例が減って7局となりました。△2二同玉が6局、△同銀が1局のみです。井上九段は△2二同玉を予想します。そこから継ぎ盤を△3二銀から△2四歩と進めて、後手玉の囲いを左美濃から銀冠に発展させました。(畠山鎮八段を中心に、検討陣は継ぎ盤を囲む)