2020年3月

2020年3月14日 (土)

98△7八銀成まで進み、後手勝勢と見られています。先手玉は一手一手の寄りなのに対し、後手は三段目にいる玉が広いです。

Dsc_7673_2(控室に大幸園から、出来立てのあんこ餅が差し入れられた)

Dsc_7678(本日の上峰町は晴れ。絶景が広がる)

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盤上は最終盤です。図から△6八成銀が△7八銀成からの詰めろになります。先手は攻防手を放たないといけませんが、検討では手段が見つかっていません。

Dsc_7668(△8七桂が指される直前、福崎九段と武富女流初段による継ぎ盤。本譜の△6九銀に代えて、△9九桂成を検討していた)

Dsc_7670(福崎九段は、渡辺王将側に座る)Dsc_7671(広瀬八段側には武富女流初段)

Dsc_7666(控室に届けられた、『大阪王将』の餃子)

Dsc_7665(実は、1枚目の写真は食品サンプル。それを聞いた武富女流初段が、何も知らない福崎九段にお皿を差し出した。箸を伸ばした福崎九段は「カッチカチやないかい」。武富女流初段は笑い過ぎて、息が絶え絶えになっていた)

まもなく春がやってきます。大幸園の回りには、ナノハナやウメ、ツバキが咲き乱れていました。

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Dsc_7385(メジロ)

Dsc_7406(町木のツバキ)

Dsc_7397(ずっと見られていた)

※写真は昨日に撮影したものです。

大幸園は1972年に創業した、老舗割烹料理店です。ニジマス、アユなどの川魚、地鶏・黒毛和牛の炭火焼きやスッポンなどが名物のひとつで、対局者の昼食にも提供されました。
2017年にリニューアルオープンされ、第67期七番勝負第2局▲豊島将之八段-△久保利明王将戦(肩書は当時)が行われました。本局はそれ以来の開催です。

Dsc_7382(大幸園の入り口。周りは木々に囲まれ、静寂に包まれる)

Dsc_7411(右の建物が対局場。右手は駐車場で、料亭には左の路地を登っていく)

Dsc_7413(生け簀。現在は料理に提供される、ヤマメが泳いでいる)

Dsc_7415(左の階段は控室、右は対局場に通じる)

Dsc_7416_2(『大阪王将』のノボリがはためく)

※写真は昨日に撮影したものです。

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図は△5八銀成と角筋を通したのに対し、▲5六桂と攻防手を放ったところ。以下△5七成銀に、糸谷八段は▲6四金△同銀▲4一銀(参考図)を指摘しています。

81▲5二角成までの詰めろで、▲3二銀不成~▲2三飛成の狙いもあります。広瀬八段がペースを握ったようです。

Dsc_7654(控室のモニタより、対局室の様子)

15時、両対局者に午後のおやつが出されました。渡辺王将はホットコーヒー、広瀬八段はさがほのかイチゴパフェとレモンティーです。

Dsc_7634(ホットコーヒー)

Dsc_7636(さがほのかイチゴパフェ、レモンティー)

Dsc_7648(「いまの時期はイチゴですよね」と糸谷八段。イチゴの下には、アイスクリームとパンナコッタが入っていたそうだ)

Dsc_7581_2「みなさん、こんにちは。佐賀出身の武富礼衣が『佐賀さいこう!』レポをお送りいたします」(武富女流初段)

Dsc_7583「何て美しいのでしょう……。渡辺王将がいただいた、佐賀牛の陶板御膳です」(武富女流初段)

Dsc_7590「この写真、見てくださいよ! 本当に人が幸せなときの声を久々に聞いたんです。やっぱり『佐賀さいこう!』。豊川先生もおっしゃってましたよね」(武富女流初段)

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「んー、美味しい。かまなくてもとろけて、そのまま肉になりました」(武富女流初段)

――え、肉になるんですか?

「スッととけて、ジューシーな肉の旨味が口の中に広がって、そのまま細胞に入り込んでいくような……。一瞬で体の一部になった気がします」(武富女流初段)

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(記者のパソコンを見ながら、ブログを監修する武富女流初段)

「これで佐賀の魅力、皆さんに伝わりますかね? 今回はイベントがなくなってしまい、非常に残念でしたが、皆さんと佐賀でお会いしたいです。ぜひ、旅行でも観光でも佐賀にきてください!」(武富女流初段)

(監修 武富女流初段)