2020年3月

2020年3月14日 (土)

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図の局面で定刻の12時30分になり、昼食休憩に入りました。▲4九金に対して渡辺王将が使った時間は29分。消費時間は▲広瀬6時間3分、△渡辺4時間48分。昼食のメニューは、渡辺王将が佐賀牛の陶板御膳、広瀬八段がローストビーフ丼定食。対局は13時30分から再開されます。

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(佐賀牛の陶板御膳)

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(肉はヒレとロース)Dsc_7573

Dsc_7566(ローストビーフ丼定食)

Dsc_7569(パノラマ展望がウリの大幸園。ローストビーフの上にのる豆腐を使ったメレンゲは、雲に見立てたもの)

上峰町(かみみねちょう)は佐賀県東部にある町で、三養基郡に属します。北部にある鎮西山の名は、平安時代末期の武将・源為朝が鎮西八郎と称して九州を平定する際に、城を築いたことからつきました。山頂からは佐賀平野を中心に有明海、雲仙まで見渡すことができます。特産品はアスパラガス、タマネギ、ミカンなどです。
上峰町で王将戦が行われるのは、第67期王将戦七番勝負第2局・久保利明王将-豊島将之八段戦以来、2回目です。昨年は第6局が予定されていましたが、第4局で終了したため、渡辺明王将の祝賀会が行われました(段位・肩書はいずれも当時)。

Dsc_7558(法被を着て、町内を望むのは……)

Dsc_7546 (佐賀県佐賀市出身の武富女流初段)

Dsc_7551(指差す方向は佐賀市。佐賀市中心部は、上峰町から西へ15キロほど。東に15キロ移動すれば、福岡県久留米市中心部に着く)

10時30分、両対局者に午前のおやつが出されました。飲み物はともにホットコーヒーで、広瀬八段はフルーツ盛り合わせ、渡辺王将はベイクドチーズケーキです。

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Dsc_7542(撮影用に用意されたものは、糸谷八段、武富女流初段がいただく。ベイクドチーズケーキを食べた糸谷八段は「クリーミーで美味しい」、フルーツ盛り合わせに手をつけた武富女流初段は「イチゴのさがほのかから、大幸園の方々の優しさが伝わってきます」とコメントした)

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渡辺王将の△4七銀(図)は、▲同金に△3八角と打つ狙いです。ただ、以下▲2五飛に△4七角成に▲5六桂や▲6三銀と絡まれると反動がきつくなりそうで、リスクは高いです。図では▲4七同金以外に▲5六歩や▲5六桂も有力で、控室では選択肢の多い先手がよくなりそうといわれています。

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(福崎九段、糸谷八段、武富女流初段が継ぎ盤を挟む)

Dsc_7496(1日目の指し手を再現していく)

Dsc_7505(渡辺王将の△6六桂で、封じ手を迎えた)

Dsc_7512(福崎九段が封じ手を開封する)

Dsc_7517(封じ手は▲6六同銀)

Dsc_7521(ややあって、渡辺王将は△6六同歩と取り返す)