封じ手 18時2分、久保王将が54手目を封じました。 (18時2分、久保王将は封じ手記入のため別室へ移動。豊島八段が対局室でその帰りを待つ) (18時10分ごろ、久保王将が対局室に戻った) (封じ手の入った封筒に署名する豊島八段) (豊島八段から久保王将に返された封じ手の入った封筒が、阿部隆立会人に手渡された) (1日目の戦いが終了した) 以上で1日目の中継を終了いたします。2日目は明日20日(火)に同所で9時開始です。明日もどうぞよろしくお願いします。
久保王将が54手目を封じる 1日目の18時を回り、この局面で久保王将が54手目を封じました。封じ手に使った時間は1時間7分。消費時間は▲豊島3時間21分、△久保4時間12分。 対局は明日の9時から指し継がれます。
17時40分ごろの風景 17時40分ごろ、外はすでに日が落ち、夜が近づいてきています。 (17時40分ごろ、ホテルから外に出るとかなり薄暗くなっていた) (通路の照明だけでなく、木々にも明かりが灯されていた) (ホテルの庭で、2匹の飼い犬がじゃれあっていた)
西田四段の見解 図は17時前の局面。この局面で久保王将が40分以上考えており、あるいはここで封じ手となるかもしれません。Twitter解説を担当する西田四段は、現局面で本局で初めて形勢を互角から後手やや有利に変えています。 ■Twitter解説■西田拓也四段>【53手目】▲9八香と角筋を避けました。端攻めが気になるので大胆な手という印象です。後手陣は壁銀なので攻められても大丈夫と判断されているのですね。自分が先手を持って攻められるのは嫌ということで、ここで初めて形勢判断を動かします。(後手やや有利)
封じ手の封筒 16時30分ごろ、控室では封じ手用の封筒が作成されており、これに大盤解説会に出演中の大石副立会人が署名を行えば完成となります。果たして本日の封じ手を行うのは久保王将と豊島八段のどちらでしょうか。 (2通用意されている封じ手を入れる用の封筒。封じ手は2枚の用紙に書く決まりがある。この封筒に大石副立会人の署名が入れば、封筒は完成となる)
何囲い? 図は16時45分ごろの局面。豊島八段が4九の金を3九に寄ったところ。この手は村田顕六段が「こんな手もあるかもしれません」と挙げていましたが、あまり検討はされていませんでした。その後、矢倉七段が「これで囲いは完成ですね。でも囲いの名前は何でしょうか」と述べると、大盤解説会場から戻った村田顕六段は「名前あるんですかねー」と返し笑みを浮かべました。 (対局開始前、席に着く久保王将)
「さすがですね」 図は16時18分の局面。豊島八段が▲4八金寄と5八にいた金を寄ったところです。この手を見た阿部隆立会人は「すごいね」と最初は驚いた様子でしたが、しばらくして検討していた▲9五歩の攻めや▲4八金上の片矢倉に組む順と比べ、進行予想の△1四歩▲2八玉△1五歩▲3八金上の順のほうがまさりそうと見解を述べ、「さすがですね」と評しました。 (昼食休憩再開明け直後、盤面を見つめる豊島八段)
村田顕弘六段が来訪 16時ごろ、村田顕弘六段が控室に来訪しました。 (村田顕六段の来訪直後、控室は賑やかになった) (矢倉七段に読み筋を示す村田顕六段) (村田顕六段も他者と同様、後手ペースの見解を示した)
4回表、1点ビハインド 図は15時30分ごろの局面。関係者に現局面を野球でいえばどのくらいの局面かと尋ねられた阿部隆八段は「4回の表ですね」と即答しました。また現局面は後手を持ってみたいとの見解で、矢倉七段も同調。阿部隆八段は「4回の表で先手が1点ビハインドといったところだと思います」との見解を述べました。 (15時すぎ、都ホテルニューアルカイックの正面玄関を出ると、爽やかな風が吹いていた)