2018年7月24日 (火)

△4二金

44手目△4二金の局面で、豊島棋聖が30分以上考えています。後手は次に角のにらみを生かして△4五歩と突く攻めがあり、先手はその受け方が問われている状況です。

控室の藤原七段は、まず(1)▲5六歩を第一候補に挙げ、以下△4五歩▲6八角△4六歩▲同銀△4五歩▲3七銀△4四銀(変化1図)という手順が示されました。難しい形勢ですが、先手は銀を3七に引かされた形が気になるところです。

変化1図

次に(2)▲3七桂と跳ねて、以下△4五歩▲4八飛△2四歩▲4九飛△2五歩▲4五桂△同桂▲同歩△3七角成▲4四歩△5二銀(変化2図)の変化は並べられ、藤原七段が「これなら振り飛車も悪くないと思います」と話しています。

変化2図

そして最後に(3)▲2六飛と浮き、△4五歩▲3五歩△4六歩に▲同飛と取る順が有力ではないかと示しました。以下△同角▲同銀△4九飛が銀桂の両取りですが、そこで▲4四歩△5二銀▲3四歩(変化3図)と攻め合う順があるようです。△4六飛成には▲2八角と打つ手があります。

変化3図

果たして豊島棋聖は、長考の末にどの手を選ぶのでしょうか。

豊島棋聖

15時、両対局者におやつが出されました。
菅井王位はアイスコーヒーとリンゴジュース。豊島棋聖は午前と同じくフルーツの盛り合わせです。

Img_0653 (菅井王位の注文。左からアイスコーヒー、リンゴジュース)

Img_0645 (豊島棋聖が注文したフルーツの盛り合わせ)

Img_0646  (真ん中にはマスクメロンが佇む)

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控室では藤原七段が検討を行っています。福崎九段と話していたという変化は、△7四歩を生かして△6四角と飛び出す変化。以下、▲2七飛△5五角▲6六歩△4五歩▲5六歩のときに△7三角(変化A図)と引けるのが△7四歩と突いた理由ではないかといわれています。こうなれば、全面戦争に突入。激しい戦いとなる変化です。
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しかし、菅井王位は△8三銀と上がり、穏やかな変化を選びました。

13時30分、対局が再開されました。菅井王位は13時過ぎには昼食を済ませて、すでに対局室に入室していました。
豊島棋聖が入室してすぐ、対局再開の旨が告げられます。午後からはどのような進行になるでしょうか。

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Img_0606 (顔を押さえ、「そっかあ」とつぶやいた)

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Img_0617 (昼食休憩明け、菅井は△7四歩と突いた)