2019年9月26日 (木)

感想戦に先立ち、両対局者は現地大盤解説会場に車で移動。熱戦を見守ったファンに一局の感想を語りました。

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◆木村新王位のコメント

「初日のところはちょっと押さえ込まれそうになりまして、不本意な感じになっちゃったかなと思っておりました。ごちゃごちゃした戦いのいい勝負になって、最後△4五桂(102手目)と跳ねる展開になって、ちょっと面白いのかなと感じました。いい内容の一局が指せてよかったです」

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◆豊島前王位のコメント

「封じ手の辺りで指し手が難しくて、そこでミスが出てしまったような気がします」

Dsc_70121 (大盤を使って振り返りも)

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Dsc_70271 (拍手に見送られて会場をあとにした)

Dsc_69421 (終局直後の対局室)

Dsc_69511 (木村新王位。王位挑戦4回目で、ついに奪取に成功。初タイトルを手にした)

Dsc_69551 (豊島前王位。初防衛は果たせなかった)

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◆木村新王位の談話

――本局を振り返って、いかがですか?

木村 ちょっと押さえ込まれそうになって、失敗したと思いました。だから、封じ手のところとかは不本意でした。

――攻め合いになりましたが、中盤以降の展開はいかがでしたか?

木村 いや、難しくてよく分かりませんでしたが、△4五桂(102手目)と跳ねたところは感触がよかったので、ちょっとペースは握れたかなとは思いました。

――勝ちを意識されたときのお気持ちはいかがでしたか?

木村 いえ、あまり変わりませんでした。

――4勝3敗で王位を獲得されました。シリーズを振り返って、いかがですか?

木村 うまく指すことができました。

――46歳3ヶ月での初タイトル獲得は最年長記録です。いまのお気持ちを聞かせてください。

木村 うれしいです。

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◆豊島前王位の談話

――本局を振り返って、いかがですか?

豊島 ちょっと封じ手の辺りで間違えてしまったかな、と。よくできそうな気はしたんですが、結局、自信がない感じになってしまったので。▲7四桂(71手目)か▲6八玉(73手目)かがおかしかったですかね。

――今シリーズは残念ながら敗れてしまいましたが、シリーズを振り返って、いかがですか?

豊島 第2局から第4局は、序盤がさえなかった感じで。最後の2局は、出だしはそんなに悪いことにはならなかったんですけど、多分、長考して悪い手をやっていると思うので、実力不足というか、仕方のない結果だと思います。

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18時10分、木村九段が10分の考慮で△2七角(図)と打ちました。持ち駒がない先手はこの王手への対応が難しく、形勢は後手が大きくリード。木村九段が初タイトルを目前のものにしています。

Dsc_68221 (木村九段。このまま走りきりたい)

Dsc_69341 (控室では、4人の棋士が継ぎ盤を囲んでいる。やはり木村九段有望の順が多い)

Dsc_69411 (立会人の塚田九段)

Dsc_69391 (左から黒沢怜生五段、杉本和四段、鈴木大九段)