18時18分、110手で豊島竜王の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生3時間22分、△豊島3時間12分(持ち時間各4時間)。勝った豊島竜王は、七番勝負で藤井聡太王位と対戦します。第1局は6月29・30日(火・水)、愛知県名古屋市「名古屋能楽堂」で行われます。
2021年5月24日 (月)
入玉を食い止めたい
両者の残り時間が1時間を切る
両者の将棋グッズ
両対局者の扇子や書籍など、多くのグッズが販売されています。関西将棋会館1階の販売課や東京・将棋会館、日本将棋連盟オンラインショップなどでお求めいただけます。
(羽生九段の扇子。左は永世七冠王の記念扇子)
(羽生九段は今年の5月に、久々の定跡書を執筆した)
『現代調の将棋の研究』(浅川書房)

先手は最後の1歩を使って、後手玉の入玉を食い止めます。しかし、△1五同桂と応じられた局面で羽生九段の手が止まっています。次に△1四玉と立たれると、後手玉の上部脱出を防ぐのが難しくなります。先手の手段が難しい局面ですが、羽生九段は策を見いだせるでしょうか。
上図は17時40分の局面です。この局面での残り時間は▲羽生57分、△豊島58分。後手が先手の飛車を捕獲し、▲桂香△飛車の2枚換えとなりました。先手は金銀を玉に近づけ、堅さを維持しつつ、桂を打って反撃します。対して後手は飛車成りが約束されており、上部脱出も視野に入ります。先手が攻め続けられるかどうかが、明暗を分けるポイントとなりそうです。

桂の交換後、端から1歩を入手して▲3四歩と打った局面です。代えて単に▲2六同飛と銀を取るのは、△3四桂の飛車銀両取りが嫌みでした。また、△3四同金左(直)と取らせて、▲2六飛と取ったあとの▲3五銀の当たりを強くする効果もあります。先手が細い攻めをつないで、局面をリードできるでしょうか。

