両者が王位戦で相まみえたのは1局のみで、第59期の挑戦者決定戦以来となります。その一戦は角換わりに進みました。豊島八段の仕掛けに対して、羽生竜王も手抜いて戦いを起こします。
上図は最終盤の局面です。ここで羽生竜王が▲5四飛寄と歩を取ったのが敗着。代えて▲6六角がまさりました。以下、△3三桂▲7一飛上成△6一歩▲6二竜△同歩▲3四桂という順があり、以下△1三玉なら▲1一飛成△1二金▲同竜△同玉▲1一金(変化図)で、後手玉に即詰みの変化があり、先手が指しやすかったようです。
▲5四飛寄以降は形勢が後手に振れ、そのまま豊島八段が勝ちを収め、菅井竜也王位への挑戦権を獲得しました(文章中の肩書・段位は当時のもの)。
【当時の中継ブログ】
(この結果、豊島八段は挑戦権を獲得し、そのままタイトルを奪った。撮影=八雲記者)
2021年5月24日 (月)
14時30分過ぎの局面
挑戦者決定リーグ戦白組振り返り
挑戦者決定リーグ戦紅組振り返り
昼食休憩から対局再開まで
12時40分に対局が再開しました。豊島竜王は対局再開からしばらくして、△2三金と上がりました。2筋を補強して、先手の早い突き出しをとがめられるでしょうか。
(昼食休憩時の御上段の間)
(昼食休憩時▲2九飛までの局面)
(羽生九段の盆。今期の特別協賛である「お~いお茶」のペットボトルが)

羽生九段が3手連続で歩を突き出したのに対して、豊島竜王も反撃を見せます。上図は▲3五歩を手抜いて△8五歩と銀取りに突いて、銀の対応を問いました。
端攻めに備えて先手は▲9七銀と引きました。銀の働きに制限をかけた後手は、逆サイドからの攻めを考えたい局面です。




12時、この局面で豊島竜王が18分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲羽生34分、△豊島58分。昼食の注文は、豊島竜王がやまがそばの親なん定食(そば)、羽生九段はイレブンのハンバーグ&海老フライの盛り合わせ(サービスランチ)。対局再開は12時40分です。
