2023年8月16日 (水)

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12時30分、佐々木七段が16分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲佐々木七段5時間36分、△藤井王位5時間42分。昼食は藤井王位が佐賀牛シシリアンライス御膳、佐々木七段が佐賀牛ローストビーフ丼。シシリアンライスは佐賀の名物料理で、ライスの上に炒めた肉とサラダをのせ、マヨネーズをかけたものです。対局は13時30分に再開されます。

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藤井王位が3筋の桂頭を狙って動きました。佐々木七段が牽制しながら受けると、藤井王位は△7二金(38手目)と離れ駒をなくして戦いに備えます。互いに無理をして攻めるような展開にはせず、丁寧な棋風が出ている印象を受けます。現状、先手陣は金銀がバラバラでまとめるには力が要求されそうな一方、後手陣は形がよく安定しています。中段にいる歩越し飛車がうまく働くか負担になるかも含めて、好みが分かれそうな中盤戦になりました。

封じ手用紙には赤ペンで駒の動きが示されています。図面は髙野初段と豊川七段が1通ずつ作成しました。藤井王位の封じ手は狙われている飛車をかわす△5五飛で、踏み込むなら△7九飛成も有力と見られていました。昨日、藤井王位は封じ手の定刻を過ぎてからも10分ほど時間を使いましたが、中田八段は2020年の第61期王位戦七番勝負第4局で立会人を務めたときに、挑戦者の藤井棋聖(当時)が飛車を切る△8七同飛成を封じ手にしたことを思い出したそうです。このときの封じ手時刻は18時19分でした。

「私が前に立ち会いをやったときに△8七同飛成という飛車切りが封じ手になったことがあったんですね。そのときも藤井さんはすぐには封じませんでした。もちろん顔には出しませんでしたが、そんなことを思い出していました」(中田八段)

本譜は△5五飛で決戦を見送ったことで、じりじりとした中盤戦が続きそうです。

【第61期王位戦七番勝負第4局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202008190101.html

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2日目の朝、対局室には佐々木七段が先に入りました。藤井王位を待つ間、棋譜用紙に目を通します。藤井王位が入室し、2人が駒を並べ終えると、記録係が棋譜を読み上げて1日目の指し手を再現します。指し掛けの局面になったところで中田八段が「封じ手を開封します」と盤の横に移動して、はさみで封筒を開封。「封じ手は△5五飛です」と読み上げると、藤井王位が盤上に手を伸ばしました。

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以下の通り、2日目から記録係を交代します。