大駒4枚vs小駒の物量 佐々木七段がペースを握り、藤井王位が勝負、勝負と迫っています。藤井王位の指した△8六歩(66手目)は馬取りを手抜いての大胆な攻め。先手は▲9九飛で大駒4枚を手にすることになります。大駒の力が大きいか、小駒の物量が上回るか。持ち時間も少なくなり、白熱した終盤戦が見られそうです。
深浦康市九段が解説会に出演 現地には佐々木七段の師匠、深浦康市九段が駆けつけています。王位3期の実績を持ち、2009年の第50期王位戦七番勝負では3連敗から4連勝で逆転防衛を達成。地元の長崎県で行われた第4局に勝ったことがターニングポイントになりました。大盤解説会に出演し、「苦しいときほど人間性が出る。私は一発勝負に出ないでじっと辛抱する」と話していました。
決断の角打ち 佐々木七段に決断の一手が出ました。狭い中段に打った▲4五角(49手目)は、次に▲2六銀で飛車を捕獲する狙いや、▲3六銀△1五飛▲2三角成と2筋を突破する狙いがあります。飛車を持てば▲8一飛が速い攻め。藤井王位はうまい切り返しがないと主導権を握られそうなだけに、ここ数手の攻防は勝負どころになりそうです。
大盤解説会始まる 14時、嬉野市中央体育館で大盤解説会が始まりました。豊川七段と武富女流初段が初手から振り返り、2日制タイトル戦の仕組みも説明しています。会場ではおやつのメニューに載ったスイーツの販売も行われていました。
2日目対局再開 対局室には佐々木七段、藤井王位の順に戻りました。13時30分に再開が告げられると、佐々木七段は一呼吸置いてから指し、ちらりと藤井王位に視線を向けます。藤井王位は天井を見上げたり、下唇をかんだり。まだ本格的な戦いには入っていませんが、2人の表情の険しさが盤上の難しさを物語っていました。