*お~いお茶杯第67期王位挑戦者決定戦 Feed

2026年5月28日 (木)

20260528_049前回記事の△3七歩以下、▲3三歩成△同桂▲同角成!(図)と激しい展開に進みました。以下△3三同金で先手は角桂交換の駒損になりますが、▲2二飛成と王手で成り込んでどうか。△3七歩(46手目)の手渡しに対し、先手がスピード勝負を挑んだ形です。難しい終盤になりそうです。

Dsc_7107(広瀬九段は▲3三歩成に本譜とは別手順の△2七銀を調べていた)

広瀬章人九段、高見泰地七段、瀬川晶司六段も控室へ。にぎやかになってきました。

Dsc_7125(加藤一二三九段よろしく、体重を乗せて指す藤井猛九段)

Dsc_7146(大盤解説会、待っています!!)

Dsc_7116(日本将棋連盟常務理事の瀬川六段も控室に顔を出した)

20260528_04642手目から56分、41分、29分、47分、43分と、時間をかけた手が5手も続きました。46手目△3七歩(図)は巧妙な手渡し。(1)▲3三歩成△2七銀や(2)▲8八飛△8五飛▲同飛△同桂▲8八銀△2八飛といった変化になった際に△3七歩は必ず利いてきます。「次の次」を見据えた戦略的な一手。「強者の手渡し」という印象を受けます。

Dsc_7094(藤井猛九段も△3七歩を候補に挙げていた)

Dsc_7098_2 (野原女流二段は17時からの大盤解説会に出演する)

20260528_044図の局面、先手は△2七銀の対処が問題でした。▲2六飛は△2五歩▲同飛△8五飛が成立しそうです。そこで羽生九段は47分の長考で▲7九金としました。かなりひねった手ですが、△2七銀▲8八飛△8五桂には、▲8三歩△同飛▲8四歩△同飛▲9七桂で何とかなりそうです。

控室では藤井猛九段が検討しています。△2七銀を決めずに△8五桂とするのではないかと予想。以下▲8六銀△2七銀▲8八飛△8七歩▲同飛△7六角は後手成功です。

Dsc_7056(藤井猛九段が控室で検討している)

Dsc_7023(会館に併設されている「棋の音」。17時から道場で大盤解説会が開かれる)

Dsc_7029(鳩森八幡神社前の五差路。午後から雨の予報があり、雲が厚くなってきた)

Dsc_7038(まもなく6月。アジサイの見頃が近づいてきている)

Dsc_7043(花手水)

Dsc_7040

20260528_042再開後の一手は△5四角でした。56分の長考で指されています。基本的な狙いは△2七銀の押さえ込みと思われます。

(1)▲2四角は△4一玉や△5二玉と逃げられた後が問題です。△2七銀に避けるために▲2六飛と浮いたとして、△2五歩▲同飛△8五飛▲同飛△同桂が怖い変化。以下▲8二飛△7二銀▲8五飛成は△2八飛が角金両取りになります。(2)▲2四飛△2三歩▲2六飛も△4五銀▲2八角△3四銀で先手が押さえ込まれ気味です。羽生九段も図で長考に入りました。一手一手が重い将棋です。

Dsc_7010(休憩明け直前の伊藤二冠)