*お~いお茶杯第67期王位挑戦者決定戦 Feed

2026年5月28日 (木)

12時40分、対局が再開しました。伊藤二冠は再開の10分ほど前から盤の前で考えていました。羽生九段は入室してすぐに席を外し、しばらく戻ってきませんでした。伊藤二冠も指さずに引き続き長考しています。

Dsc_7019 

Dsc_6980 

Dsc_7014

20260528_041_2図の局面で伊藤二冠が34分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。消費時間は☗羽生43分、☖伊藤51分。出前の注文は、伊藤二冠が生姜焼き定食と味噌汁(ふじもと)、羽生九段がたんぱく質スペシャルボウル(Oasis)。

Dsc_6944(生姜焼き定食と味噌汁)

Dsc_6956(たんぱく質スペシャルボウル)

Dsc_6965(休憩中の対局室)

Dsc_6969(大竹竹風作、菱湖書)

20260528_041羽生九段は▲4六角(図)と手持ちの角を投入しました。△8五桂▲8六銀(▲8八銀)に△5五角の筋を消しつつ、▲2四角の王手を狙いにしています。相手より先に角を使うことになったので決断の一手です。この手の成否が序盤の優劣を左右することになるかもしれません。

Dsc_6901(羽生九段は先手番らしく能動的に動いている)

将棋は先手が少し有利なゲームであり、多くの棋士は先手勝率が後手勝率を上回ります。伊藤二冠は後手勝率のほうが高い、数少ない棋士です。先手勝率は0.701、後手勝率は0.734。今期王位戦は予選から後手番を6局指して5勝1敗。リーグ優勝の原動力になりました。

Dsc_6872(後手番を苦にしないのが伊藤二冠の強さのひとつ)

20260528_026戦型は角換わり早繰り銀です。戦型選択の最初の分岐点は5手目。最近の流行は▲7八金で相掛かりですが、羽生九段は▲7六歩で角換わりを志向しました。研究勝負の側面が強い戦型で、ベテランは避ける傾向もありますが、羽生九段はいまも最前線で戦っています。3月30日の真田圭一八段戦(棋王戦予選)では、80手台まで前例のある将棋を指していました。

さて、図では▲6六歩や▲5八玉もよく指されていますが、羽生九段は▲3五歩と積極的に仕掛けました。前例は15局。古くからある形ですが、宮嶋健太四段が2025年から5局も指して注目されている形です。

Dsc_6910(初手▲2六歩)

Dsc_6923(2手目△8四歩)

羽生九段は9時27分に対局室ロビーに姿を現しました。その後は休憩室で過ごすのが、最近の羽生九段のルーティンです。伊藤二冠は39分に到着。特別対局室への入室は、伊藤二冠、羽生九段の順でした。振り駒は伊藤二冠の振り歩先で、結果はと金が3枚。先手番は羽生九段です。

Dsc_6791(羽生九段は9時45分ごろまで休憩室で過ごした)

Dsc_6823(伊藤匠二冠)

Dsc_6833(羽生善治九段)

Dsc_6870 

Dsc_6881