王位が攻める 2日目に入ってからは藤井王位が攻める展開です。この△5七歩は先手陣の裏を突いた一着。▲5九飛や▲4八金で簡単に受かりますが、そこで8筋に飛車を転回し先手玉を狙います。 フットワークのよい攻めです。5七歩が取りきられる前にガンガン攻めていく方針でしょう。仮に▲6五同歩△8五桂▲6六銀△7七桂成▲同玉△8六角と進むと技がかかります。後手が好調に見えますが、先手も正しく応対すれば難しいようで形勢は離れていません。依然として難しい戦いが続いています。
牧之原市と田沼意次 牧之原市は田沼意次と関わりが深い地です。1758年に相良藩(現在の牧之原市)の大名になり、1767年に相良城の築城を開始しました。東西500m、南北450mで約7万坪の規模だったそうです。相良城は田沼意次の失脚後に打ち壊されてしまいましたが、城の跡地は現在の市役所等の建物に生まれ変わるなど受け継がれています。 田沼意次は相良の地に多大な貢献を与えています。助成金を出して防火対策、街道、相良港の整備などのインフラを整備したり、製塩の助成、養蚕、ハゼの木の栽培を奨励するなどの殖産興業政策を行ったりしました。
平田寺 平田寺は臨済宗の寺院です。こちらは古い歴史があります。 弘安6年(1283年)に龍峯宏雲によって開山されました。本堂は戦国時代に焼失しましたが、天明6年(1786年)に相良藩主の田沼意次によって再建されています。なお、田沼意次はこの2年後に江戸で死去。70歳の生涯でした。後ほど紹介いたします。 平田寺では国宝に指定されている聖武天皇の勅書が所蔵されており、実物は非公開ですが牧之原市資料館でレプリカを見ることができます。
午前のおやつ(2日目) 10時、午前のおやつが出されました。藤井王位が「抹茶のプリン、アイスコーヒー」、豊島九段が「フルーツの盛り合わせ」。1日目のものにキウイ、グレープフルーツが追加され、桃が柿に変わっています。 (藤井王位の注文の品) (豊島九段の注文の品)