お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第4局 Feed

2021年8月18日 (水)

関西将棋会館で王位戦七番勝負の対局が行われるのは、今回が初めてです。

大阪市福島区にある関西将棋会館は1981年に竣工。それまで阿倍野区北畠にあった日本将棋連盟関西本部が移転し、以来約40年にわたって西日本の将棋界の中心地として繁栄してきました。

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(昨年撮影。5階対局室)

現在、大阪府高槻市への移転計画が進められています。

移転資金のクラウドファンディング(返礼品付の寄付募集)が行われています。下記リンクをご覧ください。

【関西将棋会館建設プロジェクト!一千年の歴史を紡ぐ「将棋」を未来のこどもたちへ】

今回は現・関西将棋会館の内部を数回に分けてご紹介します。

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(5階対局室のエレベーターホール。大山康晴十五世名人の写真が掲げられている。大山十五世名人は関西将棋会館建設当時の日本将棋連盟会長で、用地探し、建設基金集めに奔走した。本局の立会人・中田功八段は大山十五世名人門下)

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(エレベーター。かつてはここに灰皿が置かれ、喫煙所になっていた)

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(対局ボードの裏側に靴箱がある)

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(芙蓉の間。関西将棋会館が完成した当時は庭園だったそうだ。対局数の増加に伴って和室に作り替えられた。右奥には小部屋があり、完成当時は「住み込み塾生」の寝室として使われていたと聞く)

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(対局室に向かう廊下)

15時に対局者におやつが出されました。用意されたのは「ミルクとこがし蜜(カステラ)」。午前と同じく、飲み物は対局室に、食べ物は控室に運ばれます。

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(藤井王位の飲み物はアイスティー)

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(豊島竜王はアップルジュースをリクエストした)

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上図は先手が銀取りに飛車を寄ったところ。△3五銀なら▲4五歩で激しい展開になりましたが、藤井王位は△3三歩と銀取りを受け、穏やかに進めました。

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(昼食休憩明けの藤井王位)

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千日手の筋もありましたが、上図の▲2六飛で回避。現在は藤井王位が考えています。

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(控室で検討する中田功八段)

13時30分に対局が再開しました。

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(豊川七段、福田三段、中田八段が待つ)

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(先に藤井王位が入室)

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(藤井王位)

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(豊島竜王も入室)

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(豊島竜王)

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(再開直後。手番の豊島竜王はすぐには指さなかった)

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(ふたりが盤面を見つめる)