お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第4局 Feed

2021年8月18日 (水)

対局者の昼食は、いずれも関西将棋会館1階「レストランイレブン」のメニューでした。

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(藤井王位の昼食はハンバーグとバターライス)

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(ハンバーグ)

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(バターライス)

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(豊島竜王の昼食は「ヤキニク」とごはん、味噌汁のセット)

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(ヤキニク)

先ほどの「豊川七段からの挑戦状」、正解は「加藤一二三九段」でした。

Oui202108180101_34時刻は12時30分。この局面で豊島竜王が22分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島1時間13分、△藤井1時間57分(持ち時間各8時間)。昼食の注文はともにレストランイレブンより、藤井王位が「ハンバーグ」と「バターライス」、豊島竜王が「ヤキニク(白米、味噌汁)」。対局は13時30分に再開します。


副立会人の豊川孝弘七段から、このブログをご覧くださっている皆さんへの挑戦状が届きました。

豊川七段は、ある棋士のモノマネをしています。誰でしょうか。

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(1回目で記者が当てられなかったので……)

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(かなり大げさにやっていただきました)

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(全ての写真はクリックすると大きく表示されます)

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(熱演ありがとうございました)

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27手目▲8八銀に1時間以上長考した藤井王位は、△4四角と打ちました。

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豊島竜王の背筋がぴーんと伸びました。「目いっぱいがんばった手。決断の一手です」と豊川七段。

飛車を逃げると△8八角成▲同金△同飛成の攻めがあるため、▲8七歩と打つ一手。

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ここでまた藤井王位が考えています。△2六角▲8六歩と飛車を取り合うか、どこかに飛車を逃げるか。妥協なき考慮が続きます。

第4局が予定されていた佐賀県嬉野市は、佐賀県の西部に位置し、武雄市、鹿島市のほか、長崎県大村市などと接しています。明治維新の際、明治政府に多くの人材を輩出した「薩長土肥」のひとつ、肥前佐賀藩とその支藩が治める地域でした。

2006年に藤津郡嬉野町と塩田町が合併して嬉野市が誕生しました。

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(今朝の対局室。嬉野市ほか、嬉野対局で予定されていた協賛社がそのまま協賛している)

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名物は嬉野温泉、嬉野茶、温泉湯どうふ。
対局が予定されていた和多屋別荘をはじめ、嬉野市内には約30の旅館、ホテルがあります。
伝説によれば、神功皇后が戦いの帰りに立ち寄り、傷ついた兵士を川中に入れたところ、温泉が湧いていて兵士の傷が癒えました。それを見た神功皇后が「あな、うれしいの」と言ったことが嬉野の地名の起源と伝えられています。
温泉湯どうふは温泉水で豆腐を煮込むことで豆乳色のとろとろとした湯どうふに仕上がります。これは嬉野温泉特有の成分によりできあがるそうです。

参考:嬉野温泉観光協会

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今回の豪雨被害にあたり、ふるさと納税型の義援金が募られています。(兵庫県朝来市が代理受付)
【佐賀県嬉野市 災害支援・寄付【兵庫県朝来市代理受付】】

▲2六歩△8四歩の出だしから戦型は相掛かりになりました。両者とも玉をまっすぐ立ち、右銀の位置も同じ関係になっています。

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上図で豊島竜王が▲2二角成△同銀に▲8八銀(下図)と上がりました。

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データベース上では▲2二角成で同一局面がなくなりました。珍しい構想だと言えます。控室の脇謙二九段(日本将棋連盟専務理事)は「8筋に歩を打たないぞ、ということですね」と話しています。


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(立会人の中田功八段と、副立会人の豊川孝弘七段)

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(しばらくして、継ぎ盤を中田八段と脇八段が動かしていた)

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(ABEMAのマルチアングル放送に出演する服部慎一郎四段が、出番前に控室を訪れた)