第60期王位戦七番勝負第4局 Feed

2019年8月21日 (水)

124 図は△3九銀と豊島王位が飛車を捕獲した局面。豊島王位は入玉を目指しており、木村九段が寄せきれるかどうかという棋風とは真逆の展開に進んでいます。ここで木村九段は▲8三桂成の軽手を放ち、以下△同馬▲同馬に豊島王位は△2八銀成と飛車のほうを取りました。

Photo_75 (モニターに映る両対局者。木村九段は腕まくりしていた)

Photo_76 (座布団に手を突いたため、袖が垂れてきた)

Photo_77 (再び腕まくり。今度はかなりまくり上げた)

Photo_78 (その直後に着手した)

 

117 図は6二の地点で飛車金交換が行われ、木村九段が駒得となったところ。▲6三桂成などもあり先手優勢は間違いなさそうですが、阪口六段は△6一香を示すと「泥試合の要素もありそう」と、後手が粘り強く指せば大変という見解を示しました。すると継ぎ盤の先手側に座る久保九段も「その4歩がね」と、後手の4歩の持ち駒が生きてくる展開がある可能性を示唆しました。

112 図は豊島王位が△3五歩と突いた局面。そこで木村九段が4分考えたところで18時となり、残り時間は36分で並びました。控室では先手優勢は間違いないものの、明快な寄りはまだ見えないと話されています。

Photo_74 (朝、対局室に入室した木村九段)

100 図は100手目の局面。控室では阪口六段が▲6六歩△7四馬▲3五香△3四歩▲5五歩△4五銀▲3七桂(参考図)の順を示し、「先手の駒がさばけていますね」と述べ、先手好調の見解を示しました。

 

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東京・将棋会館での大盤解説が本日21日の17時に開始されています。解説は森内俊之九段、聞き手は貞升南女流初段で、入場料2000円(次の一手後の入場は500円引き)です。

【第60期王位戦七番勝負第四局大盤解説会のご案内】

https://www.shogi.or.jp/event/2019/08/60_6.html

16時すぎ、久保九段、阪口六段の両立会人がAbemaTVに再出演しました。

Photo_69 (今度は2人での出演。始まる際、阪口六段はモニターに手を振っていた)

Photo_72 (実戦の進行を聞き、△9二角を指す阪口六段)

Photo_70 (継ぎ盤を使って今後の進行の検討を始めた)

Photo_71

Photo_73 (関西人同士らしく、解説にオチが用意されていた)