第60期王位戦七番勝負第4局 Feed

2019年8月21日 (水)

89 図は3八の地点で馬交換が行われたところ。ここで豊島王位は本局2度目の△9二角(下図)と自陣角を放ちました。香取りにしながら▲6三銀△同金▲同桂成△同飛に▲7二角の飛車桂両取りを消した攻防の一手になっています。

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Photo_68 (2日目開始前、茶を口に含む豊島王位)

83 図は7五に桂を打った局面。▲8三角成が受けにくく先手優勢になっています。先手陣に厳しい攻めもない状態で豊島王位の考慮は35分を超えていますが、阪口六段は「それでもこれだけ考えられるのはすごいですね」と、豊島王位の立場になって話しました。

Photo_57 (両立会人による検討。現局面は先手よしとされた)

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Photo_60 (控室に来客があり、2種の大福が差し入れられた)

Photo_62 (モニターでは木村九段の眼鏡を外す様子が映し出されていた)

 

15時になって2日目午後のおやつが両対局者に出されました。豊島王位はフルーツの盛り合わせとパインジュース(氷なし)、木村九段はフルーツヴェリーヌとアイスコーヒーを注文しています。

Photo_53 (豊島王位の注文したフルーツの盛り合わせとパインジュース(氷なし))

Photo_56 (フルーツの盛り合わせの内容は、メロン、パイナップル、みかん、イチゴ、キウイ、ライチ、西瓜、ブルーベリー)

Photo_54 (木村九段が注文したフルーツヴェリーヌとアイスコーヒー)

Photo_55 (フルーツヴェリーヌは「スイーツガーデン有馬・神戸」で取り扱われている。ムース、ジュレ、ヨーグルトの3つの層からなっており、本日のフルーツは桃が用いられている)

77 14時37分、木村九段は成銀取りに▲6九角と自陣角を放ちました。1日目、44手目に△9二角と自陣角を打たれた木村九段だが、ここでお返しをした形となっています。ここで成銀を逃げるような手を指すと、▲1四角と出て角を攻め駒として使えます。

Photo_52 (木村九段の盤側には「ありまサイダー てっぽう水ドロップス」が置かれている)

Photo_44 (13時26分、豊島王位が戻ってきた)

Photo_45 (上座に向かう際、盤上に視線を落としていた)

Photo_46 (遅れること数十秒、木村九段が入室した)

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Photo_49 (突如、豊島王位が羽織の紐の結び目を触りはじめた)

Photo_50 (羽織を脱ぐ。どうやら対局室が暑く感じたようだ)

Photo_51 (13時30分になって対局が再開された)

10_3 (しばらくして、豊島王位は和服の袖をまくり上げた)