駒が並べられる 8時54分、深浦王位の手で駒箱が開けられた。最初に深浦王位が王将を盤に据え、その後互いに一枚ずつ、静かに駒を並べていく。深浦王位は広瀬六段が駒を並べる間、精神を集中させるように眼を閉じていた。 (駒箱を開ける前に、互いに一礼) (駒袋を開ける深浦王位) (王将を盤に据える) (文)
両対局者、入室 (定刻9時の15分前に入室した広瀬六段) (着座し、深浦王位を待つ。奥には記録係の渡辺三段の姿も見える) (広瀬六段の入室後10分ほどして、深浦王位が入室) (着座すると懐中時計を傍らに置き、脇息の位置を直した) (文)
朝の光景 夏休みシーズンということで、ホテル内は多くの観光客で賑わっている。朝食が供されるレストランでは、食事に来ていた人々の間から頻繁に中国語を耳にした。中国から観光に来ている旅行客が多いようだ。 なお、両対局者の朝食は次の通り。深浦王位が和定食(香の物、焼き海苔、ご飯、味噌汁、温泉たまご、納豆、塩鮭の網焼き、温野菜、フルーツ、お茶)。広瀬六段が洋定食(フルーツ、リンゴジュース、スクランブルエッグ、ソーセージ、和風サラダ、クロワッサン、ミルクティー)。 (ホテル正面に建てられていた彫像) (文)
王位戦七番勝負第2局、本日9時より対局開始 いよいよ対局を本日に迎えた、第51期王位戦七番勝負第2局。対局場となる「ルネッサンスサッポロホテル」では、エントランス前に大きな看板が設置され、今回の対局を大々的に告知していた。対局開始は9時より。 (文)
夕食会の食事 (2) ・揚げ物 鮎の山椒揚げ、干し海老変り揚げ、玉蜀黍掻き揚げ、青唐、葱酢 ・酢の物 酢ゼリー掛け、帆立貝、海老、蛇腹胡瓜、若芽、二十日大根、柚子 ・ご飯 麦飯とろろご飯、青海苔、鶉卵 ・止椀 合わせ味噌仕立て ・水菓子 酢橘酢ゼリー寄せ、フルーツ色々、木苺クリーム (文)
夕食会の食事 (1) 18時より、関係者を集めて夕食会が行われた。場所はホテル3階の「日本料理 花城(はなぎ)」。 ・前菜 京葱酢味噌和え、雷白瓜土佐和え、篠丸十檸檬煮、とまと香菜漬け、三元豚奉書揚げ ・椀 澄まし仕立て、鱧と唐辛子真交、水輪胡瓜、じゅん菜 ・造り 魚介盛り合わせ、添え野菜色々、山葵、加減醤油 ・温物 鯛豆腐煮卸し、賀茂茄子阿蘭陀、叩き木の芽、百草生姜 ・涼味 冬瓜ジュレ掛け、豆乳練り豆腐、蕪松前漬け、とまと、小倉 (文)