2013年7月

2013年7月22日 (月)

夜には関係者だけの前夜祭が行われました。
地元で採れた山海の幸が振る舞われ、両対局者は明日の対局に向けて英気を養いました。

5_1 (旬彩 琥珀ジュレ寄せ、他)

5_2 (造り 明石鯛、明石蛸、間八、よこわ)

5_3 (冬瓜すり流し)

5_4 (兵庫県産黒毛和牛市松揚げ)

5_5 (今日は土用の丑ということで、うなぎも振る舞われた)

(若葉)

16時30分、対局室の検分が行われました。

中の坊瑞苑で王位戦が開催されるのは32期連続、32回目になります。最初に王位戦の舞台となったのは、第23期(1982年)七番勝負第2局▲中原誠王位-△内藤國雄九段戦(肩書きは当時)でした。

王位通算14期の羽生王位にとって、中の坊瑞苑は慣れ親しんだ対局場です。盤・駒や照明、空調に特に問題はなく、検分は5分ほどで終了しました。

4_0 (対局場を確認する両対局者と関係者)

4_1_2 (羽生王位)

4_2 (行方八段。リラックスした表情だ。第1局を終えてタイトル戦の舞台にも慣れてきたことだろう)

4_3

4_4 (立会人を務める井上九段と小阪七段。
対局者の到着を待つ間、窓の外では雷が鳴り始めた。23・24日はあまり天候が優れないようだ。
「帰り、よかったら送っていきましょか?」(車で有馬入りしている井上九段)
「うーん、大丈夫やで」(小阪七段)
「そんなに運転が心配ですか」(井上九段)
クスリと笑う羽生王位)

(若葉)

到着後、主催の神戸新聞社によるインタビューが行われ、第2局に向けての抱負が語られました。

3_2 (インタビューに答える羽生王位。「積極的に面白い将棋が指せるようにがんばりたいです」と意気込みを述べた)

3_1 (行方八段。和服での対局や前夜祭など、タイトル戦は慣れない環境での戦いとなる。「1局目はじっと待っている将棋だったので、第2局は勢いのある将棋が指せたらと思います。伸び伸びと指して、熱戦になれば」と第2局に懸ける思いを語った)

(若葉)