2011年7月

2011年7月27日 (水)

13時26分、先に現れたのは広瀬。
上座に着くと、お茶に口をつけて一息つく。

13時30分。定刻となったが、手番の羽生はまだ現れない。
記録係の牧野四段が「時間になりました」と再開を告げた。


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(先に姿を見せた広瀬王位。静寂が対局室を包む)


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(盤上に鋭い視線を送る)


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(手元には扇子と懐中時計)


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(定刻になっても羽生二冠は現れなかった。廊下にも姿はない)


(若葉)

昼食として両対局者に出されたのは「肉うどん」。
中の坊瑞苑の名物料理で、対局前日の夕食会でも話題に上がっていた。
館内1階にある「猪名野」で味わうことができる。


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(両対局者に出されたものと同じ「肉うどん」)


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(若葉)

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羽生が図の局面で考慮中に12時30分となり、昼食休憩に入った。
ここまでの消費時間は広瀬5時間41分、羽生5時間18分。
対局は13時30分に再開される。


(若葉)

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時刻は正午。広瀬の50手目▲5五銀右を見て、羽生が手を止めた。長考の気配が漂う。

関係者「本局は広瀬王位が新しい一面を見せていますね」
内藤九段「穴熊の名手が玉形の薄い急戦を指してるんやからなぁ」

控室で検討を行っているのは内藤九段と酒井七段。激しい手が盤上で飛び交っている。


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(内藤九段)


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(酒井七段)


(若葉)

本格的な戦いが始まり、両者ともに席を立つ機会が少なくなった。
相手の考慮中にも手番同様、読みを深めている。

対局者の様子は昨日に引き続き、対局室カメラで見ることができる。


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(51手目を考慮中の広瀬王位。しきりに扇子を開き、風を送っている)


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(先ほど50手目△2二同金を着手した羽生二冠。広瀬同様、読みふけっている)


(若葉)