2011年7月

2011年7月27日 (水)

図は羽生が△7六歩と伸ばしたところ。
この局面で広瀬が長考に沈んでいる。


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56_この変化は控室で内藤九段と酒井七段が検討していた変化で、図から▲2一飛成△4一歩▲6五銀△同銀▲4三桂(変化1図)で攻めが続くとみている。
酒井七段は先手が少し指せる、という形勢判断。


56__2一方、ニコニコ生放送解説の阿久津七段は後手良しの見解。


【Twitter解説】

阿久津七段 >
悠長な感じがする手ですね。凄い手です。
▲6五銀△同銀▲7四飛△同銀▲7一飛△6一銀▲7四飛成(変化2図)で銀が取れて気持ち良いですが、手番が後手にわたり反撃が厳しいので後手良しですね。


各棋士によって形勢判断が分かれている。
難解な局面か。


(若葉)

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羽生の長考が続いている。
控室で検討を行っているのは午前に引き続き内藤九段と酒井七段。
継盤では上図から△7四同飛(変化図)と取った変化が並べられている。


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53__2並べられたのは上図から△7四同飛▲4四銀△同歩▲5六銀(途中1図、次に▲6五銀の狙い。桂馬を取った手が手順に飛車に当たる)

53__3△5四銀▲4四角△3三歩▲同歩成△同金▲同角成△同桂▲2四飛(途中2図)

53__4△7六歩(攻め合いを目指した手)▲2一飛成△4一歩▲6五銀△同銀▲4三桂(途中3図、△6一玉と逃げるのは、▲8三銀が詰めろ飛車取り)

53__5△4二玉▲3一桂成という激しい変化。

一直線に進めると、先手の攻めを後手がしのげるか、という戦いになるようだ。


本譜は控室の検討通りに進んでいる。


(若葉)

有馬温泉の名所の1つ「温泉寺」。
本尊は薬師如来(やくしにょらい)。奈良時代、温泉で人々を病から救おうと行基上人(ぎょうきしょうにん)が724年に建立したそうだ。
本堂の浪夷羅(ばいら)大将立像は国の重要文化財に指定されている。


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(若葉)

広瀬が駒台から歩を持ち上げ、ひょいと7四へ。
控室では6四へ打つものと思われていただけに「おっ、おっ、お?」と声が上がった。
「▲7四歩に黙っていれば▲7三銀。△同飛と取るのは▲8五銀△7二飛▲4四銀△同歩▲同角(変化図)の狙いではないか」と酒井七段。


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(モニターを見つめる酒井七段)


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(控室に映っている対局室の映像。こちらはニコニコ生放送でも随時放映されている)


(若葉)