佐藤紳哉>36手目△1三角の局面(左図)、つぎの△3六歩が厳しいので▲4七金が予想されます。以下、△3三桂▲7九角△4五歩(右図)と先手の攻め駒を押さえられれば、甲斐さんカイ調!私の昼食は豚しゃぶサラダ丼と小うどんです。
(八雲)
佐藤和俊>21手目▲3八飛(左図)に自然な手は△5二金左でしょうか。良くない手は△4二銀で以下▲3六歩△同歩▲同銀△4三銀▲3五銀△3二飛▲3四歩(右図)と抑えこまれてしまいます。いつでも△4五歩を突けるようにしておくのがポイントです。
門倉啓太>27手目▲2八飛の局面ですが、手の流れからして△4五歩(左図)でしょうか。以下▲同歩には△3六歩▲同銀△同飛!(右図)として角交換後の△5五角を狙います。
11時頃、実戦は29手目△4五歩に▲7七銀と指されました。
控室では「冷静な路線」といわれています。
(八雲)
解説棋士からののご挨拶と、本局の展望コメントです(文中敬称略)。
佐藤紳哉>おはようございます。よろしくお願いします。本日、東京はものすごく暑いです。なので私は名前が涼しげな清水さんを応援したいと思います。やっぱ片方の肩を持つのはよくないカイ?
門倉啓太>おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。甲斐さんの3二飛戦法になりましたね。対して清水さんが穏やかに応対しているので、じっくりと力のこもった戦いが予想されます。
佐藤和俊>おはようございます。本日は宜しくお願いいたします。2手目△3二飛は意表をつく作戦でしたが現在は落ち着いた展開に進んでいますね。
長岡裕也>おはようございます。本日はよろしくお願いします。名人戦に続き、連勝から連敗のフルセットですね。当然ながら大一番。熱戦が期待できそうです。2手目△3二飛戦法の序盤については、私の本をご覧ください(笑)後手としてはいろいろ怖いところもあるのですが、清水さんはマイペースな序盤戦ですね。ノーマルな後手石田流になりました。
佐藤紳哉>△4四歩で第3局から変化しました。清水さんは▲3八金からの棒金もしくは▲3八飛から3筋を攻めるでしょうが、それに甲斐さんがうまく対応できるかが今後のポイントです。
村田智弘>おはようございます。本日は宜しくお願いいたします。▲3八飛と積極的な動きを見せました。序盤から見所が多そうな展開です。
佐藤紳哉六段は、得意のジョークで朝から絶好調です。長岡裕也五段の著書は毎日コミュニケーションズから発売中の「2手目の革新 3二飛戦法」です。
(八雲)