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2019年1月

2019年1月27日 (日)

対局開始

Dsc_0308(定刻の9時、「それでは時間になりましたので、里見女流名人の先手番でお願いいたします」畠山鎮七段がと開始を告げる。里見女流名人は初手▲5六歩を着手しました)

Dsc_0315(▲5六歩に対して、△3四歩を指す伊藤女流二段)

Dsc_0317(3手目▲5八飛と飛車を振る里見女流名人)

Dsc_0323(△3二飛と伊藤女流二段が飛車を振った手に、里見女流名人がしばし手を止めた。ややあって9時5分から9時8分まで対局が中断。対局室に障子が入れられました)

(吟)

おはようございます

おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。本日のスケジュールは下記の通りです。

【本日のスケジュール】

09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
13:30 現地解説会開始
14:00 午後のおやつ

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本局の将棋連盟モバイルTwitter解説は池永天志四段が務めます。

【将棋連盟モバイルTwitter】

https://twitter.com/shogi_mobile?lang=ja

2019年1月26日 (土)

明日の現地大盤解説会

現地大盤解説会

日時 1月27日(日)13時開場、13時30分開始

場所 出雲文化伝承館 縁結び交流館

入場無料

定員 200人

解説者 畠山鎮七段

聞き手 和田あき女流初段

問い合わせ先 女流名人戦出雲開催実行委員会事務局(出雲市文化スポーツ課内)
       電話 0853-21-6514

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本日の中継ブログの更新は以上で終了します。明日の第2局をお楽しみに。

(吟)

前夜祭(4)

両対局者が退場したあと、畠山鎮七段、和田女流初段、小高女流2級が明日の見どころを話しました

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畠山「戦型予想ですが、私は当たらないので。和田さんはNHK杯の代理司会もやっておられたので、なんとなく分かるんじゃないですか?」

和田「里見女流名人の初手▲7八飛を予想します」

畠山「ああ、私と違いますね。私は初手▲5六歩とかと。小高さんは?」

小高「私も初手▲5六歩で、中飛車に振るのかなと思いました」

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畠山「相手は?」

小高「伊藤女流二段は居飛車かなと」

畠山「そこは私と違いますね。伊藤女流二段は居飛車、振り飛車、何でも指せるので、私は相振り飛車かなと思いました。和田さんは? 初手▲7八飛に相手は?」

和田「居飛車で(笑)」

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畠山「ちなみに明日、大盤解説会で次の一手を出題するのですが、(A)私の候補手、(B)和田さんの候補手、(C)その他の3択なんですが、だいたい誰が解説しても(C)その他が強いんですよね。たまに棋士の予想が当たる程度で。里見女流名人のことは、この会場の皆さんはよくご存じだと思いますが、伊藤女流二段は関東の方で、私も棋士会のイベントで一緒になる程度なのですが、どんな方ですか?」

和田「伊藤女流二段は穏やかで優しい先輩です」

畠山「それは勝負師として駄目じゃないですか? もっと勝負の盛り上がり感を出してください(笑)」

和田「えっと、伊藤女流二段は通っている将棋道場が同じで、みんなで将棋を指したあと、食事に連れていってもらうのですが、やっぱり優しい先輩です(笑)」

小高「私も行く将棋道場が同じで、9歳離れているので……優しいお姉さんです(笑)」

畠山「まあ、伊藤女流二段は受け将棋ですが、この半年ぐらいで鋭くなっていて、ふたりとも今年度は男性棋戦でも5割近く勝っていますね。ですから第1局は里見女流名人が勝ちましたが、まったくの互角という感じですね。明日の戦型予想は外しても、大盤解説会の次の一手ぐらいは当てましょう」

和田「はい、私も頑張ります」

Dsc_0259(福代秀洋・出雲市議会議長があいさつをして、前夜祭は終了しました)

(書き起こし=夏芽、写真=吟)

前夜祭(3)

両対局者がステージに登壇して、明日の抱負を語りました。そのあと、長岡出雲市長から花束と記念品(黒柿の文鎮)を手渡され、両対局者から市長には色紙が贈られました。

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「皆さまこんばんは、里見香奈です。本日はお忙しい中、お集まりいただいてありがとうございます。昨年末に私の不注意で足を捻挫してしまい、この大きな舞台で本当に申し訳なく思っているのと同時に、関係者の皆さまや、この会場にお越しいただいております地元の皆さまには、温かくサポートしていただき感謝申し上げます。明日から女流名人戦第2局が始まりますけれども、こうして地元で対局できることが嬉しいですし、この場に帰ってくることができて本当に楽しみです。明日は自分の力を出し切って、一手一手集中して将棋を指したいと思います。お世話になりますが、明日よろしくお願いいたします」

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「皆さまこんばんは、挑戦者の伊藤沙恵です。昨年に引き続き、またこうして出雲に来られたことを非常に嬉しく思っております。ただ、やはり、どうしてもアウェー感はありますよね(笑)。それは覚悟しているのですが、昨年同様、温かく歓迎してくださいまして、ありがとうございます。第1局は私にとって悔しい敗戦となってしまいましたが、まずは一局一局、内容を改善していって悔いの残らない将棋を指したい、という気持ちがいちばん強くあります。里見さんは、ほとんどのタイトルを持たれていて、なかなか対局すること自体叶わない方ですので、こういった大きな舞台で対局できることを胸に刻んで一生懸命、戦いたいと思っております。すべての関係者の皆さまに本当に感謝申し上げて、私のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました」

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(書き起こし=夏芽、写真=吟)

 

前夜祭(2)

Dsc_0179(乾杯の発声は原成充・日本将棋連盟島根県支部連合会会長)

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Dsc_0148(会場には出雲そばが並ぶ)

Dsc_0153(出雲ぜんざいも会場では振る舞われた)

Dsc_0143(対局者にも贈られたフルーツトマトの「出雲のトキメキ」が会場に並ぶ)

 

前夜祭(1)

18時30分からニューウェルシティ出雲で前夜祭が行われました。

Dsc_0156(丸山伸一・株式会社報知新聞社 代表取締役社長が主催者あいさつ)

「本日は、第45期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第2局の前夜祭を開催いただきまして、誠にありがとうございます。お集まりの皆さまにおかれましては、お忙しい中、雪で交通機手段ストップする恐れがある中、ご出席いただきましてありがとうございます。女流棋界を盛り上げたいということで、1974年にスタートしました本棋戦もおかげさまで第45期を迎えることができました。これもひとえに将棋ファンの皆さま、将棋に携わる関係者すべての皆さまの厚いご支援の賜物と感謝しております。今期は昨年歴代最多9期連続でタイトルを獲得されて記録を更新された里見香奈女流名人に、リーグ戦を勝ち抜いてこられた伊藤沙恵女流二段による2連連続の対決となりました。一週間前の20日(日)に神奈川県箱根町の岡田美術館で行われた第1局では、里見女流名人が先勝し、10連覇に好スタートを切りました。出雲市は里見さんの故郷でもあります。出雲市での開催は2011年の第37期から数えて今年で9年目となります。里見女流名人の応援を背に連勝し、1990年に林葉直子女流王将が成し遂げた『女流棋戦10連覇』の偉業に28年ぶりに並ぶべく王手をかけるのか、あるいは熾烈なリーグ戦を勝ち抜いて2年連続の挑戦者となられた伊藤女流二段が、ここで巻き返すのか。五番勝負の行方を占う重要な第2局が、手に汗を握る熱戦になることを期待しております」

Dsc_0168(佐藤康光・日本将棋連盟会長のあいさつを代読する畠山鎮七段)

◆佐藤康光・公益社団法人日本将棋連盟会長(代読:畠山鎮七段)◆
「本日は第45期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第2局の前夜祭に多くの方々にお越しいただき、誠にありがとうございます。今期の女流名人戦は、10連覇を目指す里見香奈女流名人と、10人のリーグを勝ち抜き、連続挑戦を決めた伊藤沙恵女流二段という、昨年に続いての対決となりました。里見女流名人の第一人者としての活躍は言うまでもありませんが、伊藤女流二段の充実ぶりにも目を見張るものがあります。箱根町の岡田美術館での第1局は、里見女流名人の中飛車、伊藤女流二段の独特の構えから、仕掛け近辺の細かい折衝が続いた神経戦でしたが、里見女流名人が先勝しました。明日からの第2局は、里見女流名人が連勝か、伊藤女流二段がタイに追いつくか、という大きな一局になります。皆さまにはどのような勝負になるか、ご注目いただければと思います」

Dsc_0173(長岡秀人・出雲市長が歓迎のあいさつ)

「本日は、多くの皆さまがご出席のもと、盛大に前夜祭が開催できますことを心からお礼申し上げたいと思います。そして、この女流名人戦が開催できますのも、多くの皆さまのご支援の賜物でございます。平成22年の3月に里見さんが初めてタイトルを取りまして、当時は『女流名人位戦』でございましたが、その就位式が明治記念館(東京都港区)でありました。私はその前年に市長になり、初めて出席したときに、あいさつで『里見さんが、このタイトルを持ち続けている限り、必ず出雲の地でタイトル戦を続けます』と宣言してから、早いもので今年が9回目になります。こうして毎年続けて元気な里見さんをお迎えできるのは大変幸せなことですが、皆さまお気づきのように、まさか松葉杖でいらっしゃるとは。先ほど聞いたら、まもなく回復されるようで、早くよくなっていただきたいと思います。伊藤女流二段、昨年に続き、ようこそ出雲にお越しいただきました。アウェーでの戦いというのは、いろいろと思う部分もあると思いますが、昨年経験なさって、この出雲には非常に心の広い人が多く、皆しっかりとあなたを応援し、明日の勝負が歴史に残る素晴らしい対局になることを心から祈念しております。明日は少し天気が荒れそうな予報ですけれども、この寒さを吹き飛ばすような熱戦を期待して、私のあいさつと代えさせていただきます」

(書き起こし=夏芽、写真=吟)

記念撮影

検分を終えた両対局者は記念撮影に応じました。

Dsc_0044 (「出雲文化伝承館」内にある「羽根屋」さんで記念撮影に応じる。目の前には出雲そば)

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Dsc_0053(両対局者が外に出ると、降っていた雪がぴたりとやんだ。リラックスした表情で風景を楽しむ)

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※このあと前夜祭が18時30分から行われます。ブログの更新は前夜祭が終了してからになります。

(吟)

対局検分

「出雲文化伝承館 松籟亭」に到着した両対局者は検分を行いました。

Dsc_0004(関係者が見守る中、里見女流名人が駒袋を開ける)

Dsc_0009(女流名人10連覇が懸かるシリーズ。第1局に勝って地元の出雲に帰ってきた)

Dsc_0018(挑戦者の伊藤女流二段)

Dsc_0014(翌朝、報道陣が退室あとは、対局を中断して、ふすまが入れられることになった)

(吟)

第2局は出雲で

里見香奈女流名人に伊藤沙恵女流二段が挑む第45期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負。里見女流名人が先勝して第2局を迎えます。
第2局は1月27日(日)島根県出雲市「出雲文化伝承館 松籟亭」で、9時対局開始。持ち時間は各3時間。第2局の先手番は里見女流名人。
立会人・現地大盤解説は畠山鎮七段、記録係は小高佐季子女流2級、大盤解説の聞き手は和田あき女流初段が務めます。

中継は棋譜コメント入力が夏芽、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。


【主催:報知新聞社】
http://www.hochi.co.jp/hobby/shogi/joryumeijin/

【特別協賛:株式会社ユニバーサルエンターテインメント】
http://www.universal-777.com/corporate/culture/shogi/

Dsc_0002(第2局の決戦の地は出雲文化伝承館 松籟亭」)

 

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