第40期五番勝負第1局 Feed

2014年1月19日 (日)

ご観戦ありがとうございました

本日はご観戦ありがとうございました。

第2局は1月26日(日)、千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。

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(駒が入った桐箱のふたに書かれた両対局者の揮毫。左はこのあと、駒箱のふたとして加工される)

(翔)

感想戦

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(感想戦をする里見香奈女流名人)

401

(中村真梨花女流二段)

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(感想戦は30分程度で終了した)

(翔)

対局者が大盤解説会に出演

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(解説会場に向かう里見香奈女流名人)

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(続いて、中村真梨花女流二段も大盤解説会場へ)

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(盛大な拍手で迎えられた)

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(序盤から感想戦を行う)

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(室谷由紀女流初段、中村真梨花女流二段、里見香奈女流名人)

376

(多くの方が感想戦を見つめていた)

(翔)

終局直後

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(終局直後の対局室)

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里見香奈女流名人 終局後インタビュー

最近は居飛車の採用がテーマとなっていたように思うが、本局で相振り飛車を選択されたのは?
「どちらも考えていたんですけど、3手目が▲6八飛だったので相振りにしようと思いました」

序盤は千日手模様から後手が打開をしていきました。
「待つ展開で後手番としてはまずまずかと思っていました。ただずっとじっとしていないといけないので、指しやすさを感じてはいなかったです」

△2六歩と突いたところで先手陣がさばけて受けに回る展開になりましたが。
「先手が攻めてこちらが受ける展開になる戦型だったのかなとは思っています。途中は怖い局面もありましたが、自信がないとは思っていませんでした」

△7二玉がポイントだったように思います。
「一度引いた玉をもう一度上がるのでおかしいかなとも思いましたが、他の順は悪くなりそうに思いました。△7二玉に具体的に何をやられるのかわからなかったので選びました」

地元で戦って勝ったことについては。
「応援してくださる方々が来てくださってるので、そこで結果を残せてほっとしています」

第2局以降の意気込みをお願いします。
「その場で力を出せないと意味がないので、しっかり力を発揮できるようにがんばりたいと思います」

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中村真梨花女流二段 終局後インタビュー

序盤についてお伺いします。
「千日手模様になって先手番として不満な展開になったと思います。普段指しているのと少し違う形を指してみたんですが、あまりうまくいかなかったです」

△2六歩と突かれたあたりは?
「壁銀が解消できたあたりはまずまずだと思いましたが、攻めの組み立てが難しかったです」

形勢が難しくなったと感じたのはどの辺りでしょうか。
「何かつなげる手があればと思いましたが、ちょっとずつ難しかったです」

終盤はどのように思われていましたか。
「何かあればいいんですが、最後はぴったりでした」

1局を終えてどんな思いでしょうか。
「結果は残念だったのですが、積極的に攻める将棋が指せたので次局につなげられればと思います」

第2局以降の意気込みをお願いいたします。
「第2局の野田市は何度かお邪魔している場所ですので、いい将棋が指せればと思います」

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(盤面は投了図のまま)

(翔)

里見女流名人が先勝

_148

第40期女流名人位戦五番勝負第1局は148手で里見香奈女流名人の勝ちとなりました。終局時刻は17時31分。消費時間は▲中村2時間59分、△里見2時間57分。

第2局は1月26日(日)に千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。

(翔)

後手優勢

_118

図の△7九飛が攻防手です。桂取りを受ければ一段飛車で先手陣に攻めかかります。ツイッター解説の渡辺四段は「後手優勢」の見解を示しています。

(翔)

16時40分頃の大盤解説会場

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(大盤解説会場)

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(室谷由紀女流初段が、ネット中継を見て指し手を伝えている。渡辺大夢四段のツイッター解説も読み上げられている)

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大盤解説会場では後手良しのニュアンスで伝えられています。「どこかで▲5四銀△同銀▲3二角のような勝負手があるので、まだわからないです」と浦野八段は解説していました。

(翔)

16時頃の大盤解説会

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(16時少し前に大盤解説が再開。次の一手の当選者を読み上げる室谷由紀女流初段)

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(浦野真彦八段が、著書の『新版5手詰ハンドブック2』を掲げる。室谷女流初段が「私、赤(注:以前発売されていたバージョンのこと)を持っています」と言うと、すかさず「さわやかグリーンもよろしく!」)

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(解説再開)

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(浦野八段)

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(室谷女流初段)

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(難解な順に頭を抱える)

(翔)

15時半頃の大盤解説会場

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(15時過ぎの大盤解説会場。73手目▲8四歩の局面で次の一手が出題された)

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(浦野真彦八段)

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(室谷由紀女流初段)

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(休憩中に控室で検討する浦野八段と室谷女流初段)

(翔)

先手が立て直す

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昼食休憩明けはこう着状態が続き、千日手の可能性もあると言われていました。

しかし、後手の里見女流名人が△2六歩と突き出したのに対し、先手の中村女流二段が▲2七歩と合わせていきました。

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上図から△2七同歩成▲同銀△5四銀▲2六歩と進み、先手が陣形を立て直したと言われています。

_59

陣形がよくなった中村女流二段は▲6四歩。歩切れですが、果敢に仕掛けていきました。

(翔)

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