第49期五番勝負第3局 Feed

2023年2月 5日 (日)

感想戦

Dsc_01161 (対局室に戻る)

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本局の中継は以上で終了です。ご観戦ありがとうございました。

(睡蓮)

大盤解説会場で

Dsc_00771 (両対局者は感想戦の前に大盤解説会場に顔を出し、集まったファンの皆さんにあいさつをした)

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(睡蓮)

終局直後

Dsc_00471 (伊藤女流名人が、よい内容で待望の1勝目を挙げた)

Dsc_00501 (西山女王・女流王将は力を出せず)

Dsc_00611 (報道陣のインタビューに応じる。まずは伊藤女流名人)

◆伊藤女流名人の談話

――第1局と同じく、西山女王・女流王将の後手三間飛車の将棋になりました。序盤はいかがでしたか。

伊藤 西山さんのほうが工夫されて、第1局とは違う進行になったので、一手一手、考えていくような将棋でした。

――昼食休憩前の▲5六金(49手目)△4五歩▲4四歩の辺りはいかがでしたか。

伊藤 難しいと思っていましたが、何か読み抜けがあるとすぐに潰れてしまう形かなとも思っていました。

――昼食休憩中も熟考されて、再開の一手の▲8五歩(53手目)を指されました。

伊藤 すぐに攻めていくとうまくいかないので、プレッシャーを掛けつつ、どこかで△8四角と出られる手を消しておきました。

――よくなったと思われたのは。

伊藤 ▲5五角(71手目)で、対応が難しいかなと思いました。

――勝ちになったと思われたのはどこでしょうか。

伊藤 最後の▲6六角(103手目)で受けが難しいかなと思っていたので、▲7二成銀(95手目)の辺りですかね。

――防衛戦での初勝利となりました。

伊藤 少しほっとはしています。

――まだ番勝負は続きます。いまの思いを聞かせてください。

伊藤 そんなに変わらずに、一生懸命頑張りたいです。

Dsc_00701 (続いて、西山女王・女流王将)

◆西山女王・女流王将の談話

――序盤はいかがでしたか。

西山 早々に手将棋になって、一手一手、考えながら進めていたんですが、(5筋の突き捨てを入れずに)単に△5二飛もあって、その辺りはどちらがよいのかを比べきれていませんでした。

――昼食休憩明け、△5五歩(54手目)と打たれた辺りはいかがでしたか。

西山 そこは読み抜けがあって、昼食休憩明けからは自信がありませんでした。

――苦戦を意識されたのはどの辺りですか。

西山 一直線の戦いになると思っていて。▲4四歩(51手目)と押さえられたところで、△4二飛などの手段がないようでは苦しいかなと。

――本局全体を振り返って、どのような戦いでしたか。

西山 大きな見落としを何回かしてしまったので、一方的な内容になってしまったと思います。

――番勝負はこれで2勝1敗になりました。第4局に向けての抱負をお願いします。

西山 少し間が空くので、しっかり準備して臨みたいと思います。

(睡蓮)

伊藤女流名人が1勝目を挙げる

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伊藤沙恵女流名人に西山朋佳女王・女流王将が挑戦する第49期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第3局は、15時41分に107手で伊藤女流名人の勝ちとなりました。消費時間は▲伊藤2時間15分、△西山2時間29分。
カド番だった伊藤女流名人が1勝返して、五番勝負は伊藤1勝、西山2勝となりました。第4局は2月24日(金)に東京・将棋会館で指されます。

決めに出る

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図は15時35分頃の局面。伊藤女流名人が決めに出ているようです。以下△8三同玉に▲8四歩が厳しく、後手玉は逃れ方が難しいです。

Dsc_99941 (伊藤女流名人)

(睡蓮)

伊藤女流名人、堅調な指し回し

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図は15時10分頃の局面です。懸命にアヤを求めようとする西山女王・女流王将に対し、伊藤女流名人は自然な応手を続けて着実にリードを拡大しています。伊藤女流名人は残り時間もまだ1時間ほどと余裕があり、理想的な展開です。

Dsc_98231 (西山女王・女流王将。何か勝負順を見いだせるか)

(睡蓮)

午後のおやつ:西山女王・女流王将

15時になり、西山女王・女流王将に午後のおやつが出されました。注文は「いちごしぐれ、ココア、緑茶、ほうじ茶」です。

Dsc_00341 (西山女王・女流王将のおやつ)

Dsc_00381 (いちごしぐれ)

(睡蓮)

午後の控室

Dsc_00401 (真田八段と森下九段の継ぎ盤に、解説会が休憩に入った藤井猛九段も加わる。54手目の△5五歩から急転直下で形勢に差がついたと話していた)

(睡蓮)

周辺散策(2)

Dsc_9204 (関根十三世名人が幼年時代に遊んだという日枝神社)

Dsc_9206 (一の鳥居は関根十三世名人が寄進した物で、裏には名前が彫られている)

Dsc_9220(鳥居だけでなく、狛犬や手水舎など、境内にある多くが関根十三世名人による奉納物だ)

Dsc_9226 (本殿。オオヤマクイノカミを祭っている)

Dsc_9243 (境内には富士塚もあった)

(睡蓮)

周辺散策(1)

対局場周辺にある、関根十三世名人ゆかりの場所を巡りました。

Dsc_9176 (対局場のある「いちいのホール」)

Dsc_9178(いちいのホールの西側を走る流山街道を北に進む)

Dsc_9180 (数分歩いたところに関根十三世名人の生家があり、家の前には関根十三世名人の像が建てられている)

Dsc_9189 (生家のすぐそばの共同墓地には、関根十三世名人の碑と墓がある。こちらは駒形の記念碑)

Dsc_9197(関根十三世名人の墓。戒名は「覇王院殿棋道大成大居士」)

(睡蓮)

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